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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ZIPPER/ジッパー エリートが墜ちた罠」(2015)</span>



ZIPPER/ジッパー エリートが堕ちた罠」(原題:Zipper, 2015)を見た。
監督は「レスラー」「ブラック・スワン」などの鬼才・ダーレン・アロノフスキー

将来を嘱望されるエリート検事が、周囲からのプレッシャーに耐え切れず欲望の渦にのみ込まれ娼婦との快楽に溺れるさまを描くエロティック・サスペンス

出演は「ング≒アダルト」「プロメテウス」などのパトリック・ウィルソン、「300スリーハンドレッド)」レナ・ヘディ、オスカー俳優リチャード・ドレイファスなど

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政界進出もささやかれる連邦検事サム・エリス(パトリック・ウィルソン)は、美人で知的な・ジェニーレナ・ヘディ)と幼い息子に囲まれ、誰もがうらやむ順調な人生を歩んでいた。

しかし、あるとき、サムはさまざまな業界の大物の顧客を抱える高級娼婦の仲介組織をネットで知る。その後、彼は使い捨ての携帯を何台も購入し、あっせんクラブに電話をし、娼婦との情事を経験し、快楽の世界にのめりこんでいく。

仕事中も、依存症のように衝動的に、次から次へと密会を重ねるようになるサム
あるとき、ホテルに行くと、FBIがそこかしこに見張っていて、売春摘発の捜査に乗り出し、しかもサムのいる検事局が捜査対象になっていることを知るのだった・・・



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タイトルの「Zipper/ジッパー」というのはそのものずばり、男性の下半身事情のこと。男性はジッパーの管理に気をつけないと全てを失うという話。

エリート街道まっしぐらのサムは、まもなく上院議員に立候補しようかという、普通の人間からは想像もつかないような大きなプレッシャーに耐えきれず「売春斡旋サービス」を利用するようになってしまうのだ

FBIの捜査が周りの人間に及び、さらには知人のジャーナリストに知られ、サムの記事がでると決まった時、妻にそれまでの全てを告白する。

サムあらゆる現実から抜け出したかった衝動的で狂気の行動であり「妻から逃げたかった」につながっていく・・・
 
妻の法曹界の大物妻には常々頭が上がらないサム。
サムは、担当中の裁判の証人としてやってきたエスコート・サービスの女性からサイトの存在を知り、思い迷った挙句、予約する。一度踏み外すと怒涛のごとくのめり込み、止まるところを知らない
 
高級娼婦は政財界の大物しか客に取らない。一晩1000ドルから2500ドル。
会うのは指定されたホテル。サムはたちまちカードの限度額を超える。
あるとき使い捨て携帯で電話しているところを妻に見られてしまう。
 
夫の様子がおかしいとジェニーは感づいてはいた
しかも現金を持ってホテル近くで自動車事故にあってしまう。
病院のベッドにいるときに妻から「このお金は何?愛人への手切れ金?」。

サムは、とっさに「寄付金だ」と言い張るが、ジェニーは「私を郊外の無知の主婦扱いにしないで。(大学では)私のほうが成績は上だった」とかなり自尊心が高い。

上院議員が引退することになりその後釜に迎えられることになったサム。
将来は大統領夫人(ファースト・レディ)をという野心もあるジェニー。
大物の人物の後押しもあって、上院議員になるサムだが「”ジッパー”のことは知っているが、これからは”クリーン”でいられるか」と念を押されるサム。

「大丈夫です(Its  under control)」というと、”白紙の小切手帳の束”を渡される。
だが、まもなく、ホテルの一室の前で、指輪を外し、ドアをノックして、中に入っていくサムの姿があった。まったく懲りない。いつか破滅の時を迎えるのか。あるいは権力で握りつぶしてしまうのか。

映画の出だしは快調だったが、ラストが甘すぎるように感じた。
結局、そのまま出世街道の上に登っていくことになったところで終わり。


 









 予告編

キャスト
サム・エリス: パトリック・ウィルソン
ジニー・エリス: レナ・ヘディ
ジョージ・ヒラー: リチャード・ドレイファス
ナイジェル・コーカー: レイ・ウィンストン
 
 監督/モーラ・スティーヴンス
 製作総指揮/ダーレン・アロノフスキーほか
 脚本/モーラ・スティーヴンス
 脚本/ジョエル・ヴィアテル
 撮影/アントニオ・カルヴァッシュ
 音楽/H・スコット・サリナス


パトリック・ウィルソン
はどことなく若いころのポール・ニューマンか、ケヴィン・コスナーを彷彿とさせるようなルックス。

一生を台無しにするかもしれないリスクを犯してまで、売春クラブにのめり込む主人公は、完全な病気。映画の雰囲気としては、エロティック・サスペンス(エロ・サス=fpdの造語)の「彼が二度愛したS」に似たようなVIP専用の売春組織を扱った映画でもある。

リチャード・ドレイファスは「アメリカン・グラフィティ」(1973)「ジョーズ」(1975)「未知との遭遇」(1977)などに出演しているベテラン俳優だが、「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク「ポセイドン」(2005)以来しばらくぶりに見たが、貫録を示していた。
今年10月に70歳になる年代で、まだまだこれから活躍しそうだ。
 
 
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