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舞台は300年に一度、亀が災いをもたらすが、神様によって救われるという糸節村(いとふしむら)。無名の売れないマジシャンである山田奈緒子(仲間由紀恵)なら神様を演じても村民にバレることはないという理由で、奈緒子は村の青年団長の神崎明夫(山下真司)と南川悦子(芳本美代子)に「神様を演じて欲しい」と頼まれ大金を渡される。
一方、同窓生たちは埋蔵金を発見したと語る同窓生・臼井 猛(三宅弘城)が殺害される事件に遭遇する。遺体となった臼井の側にあった「トイレツマル」の言葉を埋蔵金の在り処と睨み「全国トイレ水洗化計画」を推進する。
実は「トイレツマル」のダイイング・メッセージは、板に書いた文字が、床に写された反対文字で「イトフシムラ」と読まれるべき文字だった。
他人の心のイメージを実体化することが出来ると豪語。
足の裏に心眼があり、そこから物を透視することが出来ると豪語。
奈緒子は上田からの話で埋蔵金が糸節村にあると推理し、埋蔵金を手にするため上田と共に3人の神を主張する男たちと対決するが、事態は思いもよらぬ方向へ進んでいく。やがて奈緒子と上田は本物の神と対峙することになる?。
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ミステリー(謎解き)が基本だが、コメディの要素もふんだんにちりばめられており、笑いを誘う人物設定や行動、セリフ回し、出演者に関するネタや横溝作品や小道具(張り紙、看板、習字等)、漫画作品のパロディなど小ネタが多いのが特徴。
奈緒子は、自称売れっ子奇術師だが、すぐクビになり、家賃も払えないほどの貧乏暮らし。インチキ超能力者を見ると黙っていられない性分で、マジックの原理を使って数々のトリックを見破る。決め台詞は「お前のやったことは全てお見通しだ !」。
奈緒子の母親・里見(野際陽子)は、「文字には不思議な力があります」などと言って、お守りとして書き物を売りつけるなど、インチキ商売で、奈緒子とは対照に金儲けが得意。「トリック映画版」では、神様に祭り上げられてあがめられて、村民たちは商売に利用されていた。
小ネタやパロディ、ばかばかしさ、推理などを楽しむ気楽に見られる映画だ。
出演はほかに生瀬勝久ほか。
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