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<span itemprop="headline">映画「TRICK トリック ー劇場版ー」(2002)</span>




TRICK 
トリック - 劇場版 -」(2002)を見た。
テレビ朝日系列で放送されたテレビドラマトリックの映画版。公開1週間での映画興行成績、初登場ランク1位獲得。
4年後に、2作目の映画版となるトリック劇場版2が制作され

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舞台は300年に一度、亀が災いをもたらすが、神様によって救われるという糸節村(いとふしむら)。無名の売れないマジシャンである山田奈緒仲間由紀恵なら神様を演じても村民にバレることはないという理由で、奈緒子は村の青年団長の神崎明夫山下真司南川悦子芳本美代子に「神様を演じて欲しい」と頼まれ大金を渡される。

その後上田上田次郎阿部寛の頼みで、現在官僚となっている上田の高校時代の同窓生たちの前で手品をすることになった奈緒。しかし、同窓生に馬鹿にされたことで怒り、その場を去ってしまう。

一方、同窓生たち埋蔵金を発見したと語る同窓生・臼井 猛三宅弘城が殺害される事件に遭遇する。遺体となった臼井の側にあった「トイレツマル」の言葉を埋蔵金の在り処と睨み「全国トイレ水洗化計画」を推進する。

実は「トイレツマル」のダイイング・メッセージは、板に書いた文字が、床に写された反対文字で「イトフシムラ」と読まれるべき文字だった。
 
奈緒子が神崎と南川に連れられて糸節村に行く頃、上田も「どんと来い、超常現象」の取材のため極秘に糸節村を訪れる。奈緒子は村人たちの前で神を演じるが、神を名乗る者は奈緒子の前に3人もいた。
 
神001番竹中直人神様を自称。
他人の心のイメージを実体化することが出来ると豪語。
神002番ベンガル)も神様を自称。
足の裏に心眼があり、そこから物を透視することが出来ると豪語。
神003番石橋蓮司)も神様を自称し、確率を支配すると主張。

奈緒子は上田からの話で埋蔵金が糸節村にあると推理し、埋蔵金を手にするため上田と共に3人の神を主張する男たちと対決するが、事態は思いもよらぬ方向へ進んでいく。やがて奈緒子と上田は本物の神と対峙することになる

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テレビの「トリック」シリーズは知っていたが、見たことがなく、今回の映画版で初見。書道家の母・山田里見(野際陽子)を持つマジシャンの奈緒子(仲間由紀恵)と日本科学技術大学・理工学部教授の上田次郎阿部寛)のコンビによる超常現象や、奇怪な事件に隠されたトリックを解決していくミステリードラマ。

ミステリー(謎解き)が基本が、コメディの要素もふんだんにちりばめられており、笑いを誘う人物設定や行動、セリフ回し、出演者に関するネタや横溝作品小道具(張り紙、看板、習字等)、漫画作品のパロディなど小ネタが多いのが特徴。

「トリック映画版」では、主人公の奈緒仲間由紀恵)と上田阿部寛)の二人だけにわかる連絡・会話の方法として、横書きに書いたものを縦に読んで連絡し解読するなどの工夫をしている。

奈緒は、自称売れっ子奇術師だが、すぐクビになり、家賃も払えないほどの貧乏暮らし。インチキ超能力者を見ると黙っていられない性分で、マジックの原理を使って数々のトリックを見破る。決め台詞は「お前のやったことは全てお見通しだ !

奈緒子の母親・里見野際陽子)は、「文字には不思議な力があります」などと言って、お守りとして書き物を売りつけるなど、インチキ商売で、奈緒子とは対照に金儲けが得意。「トリック映画版」では、神様に祭り上げられてあがめられて、村民たちは商売に利用されていた。
 
小ネタやパロディ、ばかばかしさ、推理などを楽しむ気楽に見られる映画だ。
出演はほかに生瀬勝久ほか。

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