飛行機内を舞台にした映画は「フライト・プラン」などがあったがイマイチで、今回は期待しないで見たが(いい意味で)裏切られた。原題の通り、ノンストップのサスペンスタッチのアクション映画で面白かった。スマホのやり取り、犯人は誰かなどに意外性があった。
ニューヨークからロンドンへ向けて飛び立った旅客機内で起きる連続殺人に立ち向かう機内警備担当の連邦保安官が、その意外な犯人と真相にたどり着くさまが描かれる。謎とスリルが押し寄せる息詰まる展開と爆発する旅客機や機内での銃撃といったアクションも迫力満点。
・・・
ニューヨークより146人の乗客乗員が搭乗した、ロンドンへと向かう旅客機。その警備を任されている連邦保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)のもとに、1億5,000万ドルを指定口座に入金しなければ20分おきに機内の人間を1人ずつ殺害するという異様な犯行予告メールが届く。
限定されたネットワークからメールが送信されたことから同僚が犯人ではないかと思いつつ、犯人の特定に奔走するビル。そしてメールの内容通りに、機内で1人ずつ人が命を落とす。やがて、地上から犯人が指定した口座はビルのものであることが判明する。
・・・
ビル・マックスが安官の立場を利用して乗客を拘束したり荷持検査をするが、だんだんビルがハイジャックの犯人として扱われ、乗客の何者かがビルが銃を持って乗員を脅している光景をインターネットに載せ、それがテレビ局で放送されてしまうのだ。
ビル・マックスが安官の立場を利用して乗客を拘束したり荷持検査をするが、だんだんビルがハイジャックの犯人として扱われ、乗客の何者かがビルが銃を持って乗員を脅している光景をインターネットに載せ、それがテレビ局で放送されてしまうのだ。
機内では、乗客たちはパニックに陥るというわけではなく冷静なのだが、だんだん緊張感が高まっていくところが見どころ。しかも、薬物の入ったカバンに時限爆弾が仕掛けてあることが判明し、ビルや乗客は助かるこのができるのか・・・。
映画の結末に近づくと次々に真相が明らかになっていく。予想外にハラハラ・ドキドキさせる映画で満足感を味わえる航空パニック・サスペンス映画だった。
「96時間」シリーズなど最近のリーアム・ニーソンはブライアン・ミルズのイメージが強く、どれも同じキャラに見えてしまう。最新作の「沈黙-サイレンス-」では、”転ぶ”(棄教)司祭を演じていたが・・・。
ビルは、乗客の一人を犯人と間違えて、鼻に怪我をさせてしまったが、実はニューヨーク市警の警官だった。その後「鼻をすまなかった」と謝ると、警官は「いいさ、どうせ不細工な顔だ」と語っていた。
ビルの隣の座席(窓際)に座った、なにかいわくありそうな女性ジェン・サマーズ(ジュリアン・ムーア)も一瞬、犯人グループかと思ったがそうではなかった。ビルは5歳の娘を亡くし、妻とは離婚。アルコールとタバコの依存症の傾向がある。無事に脱出して、空港でビルは、ジェンに聞く。「これからどこへ?」「未定よ」。シャレたエンディングだった。
☆☆☆
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。