日々、“女子会”と称して集まっては好き勝手言い合いながら酒を飲むのが一番の楽しみだ。ある日、倫子はドラマ制作会社の早坂(鈴木亮平)から「大事な話がある」と食事に誘われる。 8年前、ADでまだまだダサかった早坂に告白され、振った倫子だったが、今や早坂は立派なプロデューサー。
KEYは、タラレバ話ばかり繰り広げる倫子たちに対し、何の根拠もないタラレバ話で盛り上がる「タラレバ女!」と言い放つのだった!
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コミックが原作で、ドラマ自体がアラサー女子には”イタかったり”、共感できるところが多いようだ。居酒屋で、3人集まると、一年以上も合コンに参加していないこと、いつかはいい男が現れると信じて疑わず・・・だったが、居酒屋の「タラ」と「レバ」がアニメになって現われ、「いつまでもタカをくくっていると、東京オリンピックの2020年にも、ひとりで、あっという間にアラフォー(40歳)になるよ」と指摘するのだ。
女性は無料で、客の男たちと飲んで会話ができるバーに行くと、シートを渡される。
そこに、自分たちの年齢を書き、男の希望年齢を書きこむ。「”30代” ”20代”、まぁ
”40代」もありか」とシートを提出。あちこちのテーブルに女性客と男たちが楽しそうにしているが、アラサー女子の3人の席には誰も来ない。
店員のボーイに「さっきから待っているんですが、誰も来ないんですが・・・」と言うと、「申し訳ありありません。いっぱいでして。相手方のほうで、年齢が20代がいいということで・・・」。3人が見渡すと、二十歳か20代そこそこの若い女性のところに男たちが加わって楽しそうな会話を。
ふてくされて、居酒屋で飲み直そうとすると、居酒屋から出てきた金髪男と遭遇。
植木鉢にぶつかって倒れてしまう凛子。植木鉢のほうを直すが倫子を助け上げようとしない金髪に、ほかの二人が不平をぶつけると、「タラレバ女は、自分で立ち上げれ!」と突き放すのだ。倫子も、「自分で立ち上げれ!」という言葉が耳に残る。
タラレバ3人は、これまで友達が結婚したりするのを見ても冷ややかな眼で見てきたが、平凡に人を好きになって結婚して…というのすごいことなのではないかと思えてくるのだ。窓の外を見るとカップルがデジカメで自撮りをしていたり、子供と遊ぶ若い夫婦の光景が目に飛び込んでくる。
(彼らは)野球でいえば、バッターボックスに立ってヒットを打っているようなものか。それに比べて、自分たち3人は、常にベンチにいる控え選手なのか。代打の順番も回ってこない。自分から動け、と言い聞かせる倫子。
何を勘違いしたのか、倫子はバッティングセンターで、ボールを打ち始めるのだ。
思い切り振っても、球のスピードについていけない。空振りの連続。
いつかは当ててやる、”お呼びでない、お呼びでない。こりゃまた失礼いたしました!”(植木等のギャグ!古い!親世代から聞かされていたのだろう。笑)から抜け出すぞ!と息巻くのだが、ついにバットがボールを真正面でとらえ跳ね返し、3人は喜び合うのだが・・・。
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日本版「セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)」と言えなくもないが、脚本の面白さもあって、気楽に見る分には面白い。3人に対して、”当たっているだけにつらい”と言うような言葉が発せられると、3人の人間が凍り付いてしまうところなどはお遊び。かなり等身大にリアルなので、独身アラサー女子には支持されそうな内容ではある。
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