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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「エイプリルフールズ」(2015)ドタバタ群像劇。

映画「エイプリルフールズ( 2015)を見た。
人気コメディドラマ「リーガルハイ」の脚本と演出を手がけた古沢良太石川淳一のコンビが完全オリジナルストーリーで再びタッグを組んだ初映画作品。「寄生獣」や「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズで知られる古沢良太の脚本は「キサラギ」以来のオリジナル脚本。そして石川淳一は今作が初めての映画監督。
今作は様々な嘘が折り重なりあい先の読めない展開と抱腹絶倒のコメディそれでいてホロリとする超エンタテイメント作品。4月1日に起きた複数の事件が、同時並行的に進んでいく物語だが、様々な物語のなかで嘘が発覚したり、他の事件とつながったりしながら最後の結末まで何度もどんでん返しが起こってい
映画でメインに描かれている物語は「レストラン立てこもり事件」「ロイヤル老夫婦の休日」「少女誘拐事件」の3つ。さらに怪しげな霊能力老婆」「宇宙人からのメッセージを受信した引きこもり少年といったエピソード、サブストーリーも展開されるので、とにかく入り組んでいる
整理すると、以下のようなエピソードが同時に進んでいく。
レストラン                                             若き天才医師・牧野亘 (松坂桃李)と、病院で知り合ったCA・麗子(菜々緒)はイタリアンレストランで食事をしていた。そこに飛び込んできたのは「牧野亘の子供を身ごもった」と自称する元清掃員の妊婦・新田あゆみ(戸田恵梨香子供を認知しないという亘に激怒したあゆみはカバンから取り出した拳銃を発砲。レストランの客を巻き込んだ立てこもり事件に発展する。
ロイヤル老夫婦                                         宮内庁に関わりがある高貴な身分の老夫婦・櫻小路佑麻呂(里見浩太朗)と櫻小路文子(富司純子2人はリムジンの運転手(滝藤賢一)を引き連れてお忍びで休日を過ごしていた。まるで、正体を隠した「ローマの休日」のアン王女の気分で。
少女誘拐事件                                          ヤクザの若頭・宇田川勇司(寺島進)と舎弟(高橋努)は少女・江藤理香を誘拐。身代金目的かと思われたが、どうも若頭の様子がおかしい・・・
宇宙人少年                                            物語冒頭、いじめられて引きこもっていた少年・野沢遥人は宇宙人からのメールを受信する。どうやら自分は宇宙人であるようだ・・・
霊能力ばあさん                                          怪しげなことを言って、除霊のために10万円を請求していた自称霊能力者の老婆(リリィ)。そこに刑事が踏み込んできて署に連行されてしまう。
奇跡の生還                                            4月1日の朝の情報番組。42年ぶりに奇跡的に生還した男と、捜索を続け奇跡的に生還させた女が特集されていた。
これらには、それぞれ嘘が隠されていて、最後にひっくり返る・・・のだが、さらにそれがどんでん返しになるという結末。一見ドタバタコメディ的な群像劇だが、それぞれに思わぬ展開(嘘)がちりばめられ、「4月1日」が終わるという話。出演は、ほかに岡田将生、りりィ、ユースケ・サンタマリア生瀬勝久、高嶋政信、山口紗弥加など。
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