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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">★ドラマスペシャル:「ダメ父ちゃん、ヒーローになる!崖っぷち人情広告マン奮闘記」</span>



昨日放送の単発ドラマダメ父ちゃん、ヒーローになる! 崖っぷち人情広告マン奮闘記」 テレビ東京)を見たが、予想以上に面白かった。
 
直木賞作家・荻原浩原作、岡田惠和脚本、沢村一樹主演ヒューマンドラマで、仕事も家庭も崖っぷちの中年広告マン杉山利史(沢村一樹)が人生の再起を懸けて立ち上がる姿を感動的に描いていた。
 
大手広告代理店でやり手の広告マン・杉山利史(沢村一樹)は、新規プロジェクトに外されたことで、キレてしまい、会社を辞めてしまう。かつては数々の広告賞を受賞した経歴をもつ。仕事一筋で、家庭を顧みず妻・幸子(広末涼子)からは離婚されてしまう。
  


そして8年後から、物語が始まる。
杉山は、倒産寸前の弱小広告会社「ユニバーサル広告社」に勤めている。情熱も野心もなくした杉山は、どこにでもいるくたびれた中年になっていた。

社員は、社長の石井(小堺一機)ほかは、いかにもダメ社員そうな若い男と、経理の女性と、杉山の4人だけだった。
 
仕事はほとんどなく、杉山は、ポケットティッシュにチラシを詰め込んでいる。若い男は、仕事にかこつけて、ヘッドホンで音楽を聴いている。経理の女性は、パソコンを使うと仕事がすぐに終わってしまうというので、時間を稼ぐために、手書きで、出金記録等を書いている。


ある日、「ユニバーサル広告社」社長の石井が仕事を取ってくるが、なぜか冴えない表情。そんな石井に、杉山は「会社の経営は破綻寸前、仕事を選り好みしている場合じゃない」とハッパを掛ける。

そこへ小学生の愛娘・早苗(鈴木梨央)が訪ねてきた。
「元父(もとちち)」の会社を見に来たという早苗は差し入れを持参しており、年齢に似合わぬ大人びた態度で同僚たちに挨拶をする。早苗は、しばらく杉山の家にいると言い出す。いつもは一晩だけで帰っていくのに、家で何かあったのだろうか・・・(あとから、その理由がわかったときに、元父・杉山は号泣するのだが・・・。)



翌日、杉山と石井はクライアントのもとへ出向く。
なんとそこは「小鳩組」という暴力団の事務所だった仕事は断るべきだと言う杉山に、石井は「費用は前金でもらい、すでに使ってしまった」と白状。
 

組長の小鳩源六(
伊武雅刀)に「一度受けた仕事は命懸けでまっとうしろ」と凄まれ、引くに引けなくなる。

小鳩組からの依頼は、“暴力団のイメージアップ戦略を考えろ”というとんでもないものだった。
 

杉山らが逃げ出さないよう、会社には見張り役として組員の河田薫(
杉本哲太)が常駐することになる。

やむを得ず引き受けた仕事だったが、杉山は図らずも忘れていた広告への情熱を取り戻していく。自信作が出来上がり、意気揚々とプレゼンに臨むが・・・

広告マンとして、父親として、起死回生を懸けた杉山の熱い闘いが始まる! 
 
・・・
反社会的勢力である暴力団の広告、CMを引き受けさせられて、しかも契約では、契約不履行の場合は、会社名義(ユニバーサル広告社)を奪われるというものだった。
 
見張り役の河田が「甘食」好きで、小さい頃から甘食に目がなかった。
二人とも走るのが得意で、走った後は、杉山が河田に甘食を差し入れしていたのだ。

ある時、とっさに「杉やん」と思わず口走ってしまったことから、杉やんこと杉山は、河田が小学校時代の仲良し幼馴染の「河ケツ」こと河田であることがわかり、事態は思わぬ展開に・・・。
 
男の友情、父娘の親子の絆、などをユーモアも交えて、感動させられる。
 
やくざの組員などは、本物のやくざもびっくりしそうな面構えで迫力がある。
広告会社を乗っ取られないために、河田が自分の体を張ってまで、組に対してとった行動とは・・・。また、契約を実行し、広告会社を守るために、杉山が思いついたアイデアとは・・・。別れた娘が、父親を号泣させた言葉とは・・・。

子役(早苗=鈴木梨央)が大人顔負けのセリフと演技で驚かされる。
 
おすすめ。


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