fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(2016)</span>


スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(原題:Rogue One: A Star Wars Story2016)を見た。MOVIXさいたま。オープニングは、いつものように「Long time ago・・・(遠い昔遥か彼方の銀河系で・・・)」の文字で始まる。しかし、バックには、あのテーマ曲は流れなかった。
印象的なセリフは、「フォースの覚醒」にもあったように・・・
”May the Force be with us.”                               (フォースと共にあらんことを)
主人公ジンの言葉だが、フォースの信奉者で棒の達人で盲目の戦士チアルート・イムウェの祈りの言葉でもある。チアルートの武術のすごさは目を見張るものがあった。
第1作の「スター・ウォーズ」が公開されたのは1977年。                   これは原作では、途中の第4番目のエピソード4であり、その後「スター・ウォーズ(第1作)」は、リバイバルなどではスター・ウォーズ エピソード(EP)4/新たなる希望」(原題:STAR WARS EPISODE IV A NEW HOPEと改題されている。「ローグ・ワン」は、EP3とEP4の間にあって、EP4の10分前までを描いている。
あらすじ:帝国軍の誇る究極兵器デス・スターによって、銀河は混乱と恐怖にさらされていた。窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきたジン(フェリシティ・ジョーンズ)は反乱軍に加わり、あるミッションを下される。それはデス・スターの設計図を奪うという、困難かつ無謀なものであった。ジンを筆頭に、キャシアン(ディエゴ・ルナ)、チアルート(ドニー・イェン)、ベイズチアン・ウェン)、ボーティーズ・アーメッド)といったメンバーで極秘部隊ローグ・ワンが結成され、ミッションが始動するが・・・(シネマトゥデイ)。
「ローグ・ワン」のローグは「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネーション」と同じローグ(ならず者)の意味で、「スターウォーズ/帝国の逆襲」にも登場したローグ中隊と同様、ならず者部隊のことと思われ、この言葉が効果的に使われていた。
・・・
帝国軍と反乱軍、反乱軍のスパイなど入り乱れての展開で、敵味方などがわかりにくい。また、登場人物などの予備知識がまったくなしで見ると、物語のテンポの速さや固有名詞などがポンポンと出てくるので戸惑うかもしれない。実際に戸惑った。反乱軍の主役級7-8人(下のリスト)などは、事前に予備知識として、名前と関係性くらいは知っていたほうがいいようだ。
ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ
物語の主役。幼少時、目の前で母親が殺され、父親が帝国軍に拉致される。一匹狼で生きてきたが、本物の人間関係に飢えており、やがて反乱軍の仲間と結束していく。
キャシアン・アンドールディエゴ・ルナ
反乱軍の優秀な暗殺者であり、数々の修羅場を相棒、K-2SOとくぐり抜けてきたベテランファイター。


オーソン・クレニック(ベン・メンデルソーン帝国軍の野心あふれる高級将校で、本作のNo.1悪役。デス・スター計画の責任者を務める。
チアルート・イムウェ(ドニー・イェン棒術・ボウガンの達人でジェダイのような高い戦闘能力を誇る盲目の戦士。フォース信奉者であり、伝道者的な役割も持つ。


ベイズ・マルバス(チャン・ウェンマシンガンの達人で、チアルートのソウルメイト的存在で、時に盲目のチアルートの目となり常に行動を共にする。
ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカークローン・ウォーズ時代から過激なテロやゲリラ戦を得意とした反乱軍の首領。反乱軍本部との関係は良好ではないが、ジンとは過去にゆかりが深い。今作では、帝国軍のデススター計画についての情報収集を自発的に担当する。
K-2SO(アラン・テュディックキャシアンが帝国軍からダッシュし、彼の相棒となったドロイド。再プログラミング時の不具合(?)で口が悪い。


ボーディー・ルック(リズ・アーメッド帝国軍に所属する貨物パイロットだったが、故郷ジェダが帝国軍に蹂躙されるのを目の当たりにして、正義感から反乱軍の元へ駆けつける。 
ゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン主人公、ジン・アーソの父親にして、天才科学者。帝国軍に半ば拉致される恰好でデス・スター計画の遂行を強要される。 


ダース・ベイダー(声:ジェームズ・アール・ジョーンズスター・ウォーズEP4~EP6の悪役。本作は「EP4の起きる10分前」までを描くため、必然的にかなりの出番がある。




モン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オーライリー反乱軍の指導リーダー。帝国軍に押される一方で混乱しがちな反乱軍本部の取りまとめに苦慮している。


SWファンにとっては、待望の映画ということのようだが、前半は、やや単調に推移して眠気を催してしまう展開だったが、後半に至っては、がらりと打って変わり、迫力のあるシーンの連続となった。特に最後の10分ほどには、満を持してといってもいいようなダース・ベイダーのライト・セイバーによる殺陣さばきが見られる。そして、次に「あっ」といわせるような○○の登場で幕が下りる。
主人公のジン・アーソを演じたフェリシティ・ジョーンズは、一見するとナタリー・ポートマンジェニファー・ローレンスのような野性的な存在感があり、期待の女優と呼べるかもしれない。「ローグ・ワン」の登場人物は、無名の戦士たちで、戦いに散ってしまったので、EP4以降にはもちろん登場していない。

映画の見どころは、なんといってもVFXを駆使した映像。                         帝国軍が20年以上のリサーチ、テストを経て建設した惑星状のバトルステーションなどの超がつくほどのど迫力。「デス・スター」というのはコードネームで、計画自体はEP2/EP3で出てくるドゥークー伯爵が構想し、ドゥークーの死後、パルパティーン(=皇帝)が引き継ぎ、ターキン提督とクレニックの指揮の下、元老院には秘密裏にプロジェクトが進められていたもの。また、最大の武器は、惑星を破壊できるほどの殺傷力を持つ、カイバークリスタルで増幅されたレーザー砲で、ゲイレン・アーソによって、リアクター(反応炉)に隠された弱点が仕込まれていた。
映画は、すべてにおいてけた外れのスケール。製作費は2億ドル(約200億円)というが、すでに公開初日2日間で320億円の興収をたたき出しているというからこれもケタ違い。
☆☆☆
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。