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<span itemprop="headline">ドラマ「黒い十人の女」第5話。</span>



黒い十人の女」第5話。深夜放送は見られないので、見逃し配信で見ている。
ドラマP(プロデューサー)風松吉船越英一郎には妻のほかに、なんと9人の愛人がいた。なんでこんな中年のおっさんがモテる?というドラマだが・・・今期ドラマの中ではあり得ない展開だが、面白すぎる!。
 
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不倫関係に終止符を打とうとする女久未成海璃子2人の男の間で揺れ動く女志乃トリンドル玲奈好きな女性に不倫をやめさせたい男他の不倫女を蹴落としたい女美羽佐藤仁美風をめぐって争う様々な人物たちの欲望・怒り・嫉妬が激しくぶつかり合うさらに、新たな愛人たちが続々と発覚していく。
 

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第5話:
如野佳代(ゆきのかよ)(水野美紀が、あっさり全員が愛人であることをバラしてしまい、カフェの中は最悪の雰囲気となった。佳代としては「悪いのは風という男で、いがみ合っても仕方ないよ。志乃トリンドル玲奈ちゃんもショックなのは分かるけど、悪いのは風だから…」と、愛人同士これからは仲良くやっていこうと結束しようとしたのだが、他の愛人には通じなかった。

そして脚本家の夏希MEGUMIから、思いもよらぬ“あんかけ焼きそば”攻撃。
佳代の頭は油まみれ、そばまみれ。佳代は完全に我を忘れて、ふだん心に押し隠している愚痴を叫びはじめた。

「あんかけは、反則だろうが!」「知らねーよ、そんなルールは。そもそも、こんなところに呼び出して何がしたいんだ」と夏希。「そんな暇があったら、私が寝ないで書いたセリフを覚えろよ!」と凄い形相でダメ出しを出す。

佳代覚えたいのは山々だが、先日のオーデションであてがわれた役は、ほんの端役で、せりふもわずか。プライドはズタズタになっても耐えていた佳代の怒りは頂点に達した。

すると店の電気が消えて、店員が誕生日ケーキを持って「ハッピバースデイ夏希さん!」と、お祝いの拍手がはじまった。事前に佳代が、夏希の誕生日を調べていて、セッティングをしていたのだった。

一方、風松吉は、バーのカウンターでウィスキーを飲みながら人待ち顔。
やがて「お待たせ」「僕もいま来たところ」なんて、松吉の常とう句が始まって、卯野真衣(白羽ゆり)が優しく接近してきたのだった。7人目の愛人である。

すでにドラマに登場してきた6人の愛人たちは、不倫関係に終止符をうちたいと悩み、だが他の不倫女を蹴落としたいと願う心もあり、欲望・怒り・嫉妬が激しくぶつかりあっているというのに、松吉はノホホンとバーのカウンターで女を待っている。

泣きじゃくっている佳代を見ているうちに、ほかの愛人たちもジーンとくるものがあった。夏希も言いすぎたことを後悔。弥上美羽もこのときは佳代の心境がよく分かった。「そうよ、風が悪いのよ」「そうよ、風が悪いのよ」「そうよ、風が悪いのよ」。言葉が連呼しはじめた。

松吉がさらに悪いのは、7番目の愛人は人の妻。それも同僚の妻だったのだ。



AP役の
佐藤仁美が圧巻。ほかの愛人たちに、松吉には愛人がほかにもいるから、他の愛人を少なくするために手を組みませんかとけしかけるのだが、顔を近づけて決心させるような表情がすごい。とにかく一人でも蹴落として、最後は愛人は自分一人にしたいのだ。

受付嬢の久未成海璃子)は、もともと風松吉が妻帯者と知らなかったので、不倫などタイプでないと思って、別れると切り出すが、松吉の巧みなことばに踏ん切りがつかず、結局「不倫は留年した」と自分に言い聞かせる。

志乃トリンドル玲奈)に好意を持っている若いイケメン(松吉の同僚)と一時の関係を持つが、口論となって、お互いに我がでていったんは破局のようになるが、どっちつかずの状態に戻る。


不思議なのは、風松吉の妻・睦(若村麻由美)。9人の愛人の存在を知りながら、夫をまったく責めないのだ。何人かの愛人が、睦を訪ねるが「愛人がいてもいなくても、言ったところ
変わらない」というのだ。和服を着こなして他人ごとのように鷹揚としている。

主な出演者:
・風松吉:船越英一郎・・・テレビプロデューサー。妻がいるが9人の女と不倫中。
・神田久未:成海璃子(なるみりこ)・・・松吉の9人目の愛人でテレビ局の受付嬢。
・相葉志乃:トリンドル玲奈・・・ディレクターの浦上と松吉との間で揺れる若手女優。

・弥上美羽:
佐藤仁美(さとうひとみ:写真)・・・愛人
 たちの中で自分が一番だと思っているテレビドラマ
 のAP(アシスタントプロデューサー)で松吉の部下。
・文坂彩乃:佐野ひなこ・・・神田久未の友人。
・皐山夏希(こうざんなつき):MEGUMI・・・脚本家。
・如野佳代(ゆきのかよ):水野美紀・・・松吉と8年付
 き合っている舞台女優。
・水川夢:平山あや・・・メイク
・卯野真衣:白羽ゆり・・・風松吉の同僚の妻
・風睦:若村麻由美(特別出演)・・・松吉の妻

バカリズムの脚本の面白さか、視聴者のツボを突いてくる。
どろどろした展開がコミカルに進んでいき、これからも目が離せない。


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