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<span itemprop="headline">ドラマ「そして、誰もいなくなった」(第1話)</span>


17日(日曜夜)放送の「そして、誰もいなくなった」(第1話)は、これまでのドラマとは一味違う、最先端の技術をめぐる新しいタイプのミステリー・ドラマだった。

原作は何度も映像化されているものの、マイナンバーなど個人情報の扱いが注目される昨今、新しい技術「ミス・イレーズ」という名前のソフトを使うと、消去したい項目(名前)を「消去」とすると、その情報は一切ネット上で消えてなくなり、現実社会でも存在しなくなるという、ある意味では恐ろしい技術だった。

そのソフトを開発したのが主人公の藤堂新一(藤原竜也)だった。誰かが、故意にミス・イレーズを使って「藤堂新一」を消去したのか!誰の陰謀なのか? 何のために? 藤堂新一は、過去に他人から恨まれるようなことをしたのか・・・。

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藤堂新一(藤原竜也)は優秀な研究者だ。早苗(二階堂ふみ)との結婚も決まり、母・万紀子(黒木瞳)への紹介も済ませ、順風満帆な人生を送っていた。

しかしある日突然、同姓同名の男の逮捕によって、彼の人生の転落が始まった!
総務省に務める友人・小山内(玉山鉄二)は、新一の個人情報が全てその男のものになり、新一の存在が消えたと告げる・・・。

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ドラマのオープニングは、何者かによって、ビルの屋上にいる藤堂新一に狙撃銃が向けられ、その照準は藤堂の心臓部に狙いが定まっているところから始まった。狙撃の主は、藤堂に告げる。「二つの選択肢がある。ビルの屋上から飛び降りるか、銃で撃たれるかだ。どちらかを選べ」というのだった。

場面は変わって、会社のオフィスで、藤堂が新技術を開発したことで、同僚仲間たちと喜び合っていた。ところが順風満帆な人生を送っていた藤堂が、まったく関知しないところで事件が起きていた。同姓同名の男が事件を起こし逮捕されていたのだ。

しかも、逮捕された人間の供述は、藤堂本人しか知りえない過去を供述していた!

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藤堂新一本人が、本人のクレジットカードを使おうとしても、利用できないのをはじめ、社員証のIDも使えなくなっていた。完全に「藤堂新一」は、存在しなくなっていた。

まわりの友人たち、同僚の誰かが、藤堂の開発した「イレーザー」を悪用して、藤堂を抹殺しようとしているのか。そう考えると、すべての人間が怪しく見えてくる。黒幕がいるのか。

ジェットコースターのように展開するスリリングな展開。
おそらく想像もしていなかった人物が犯人なのだろうと推測できる。

誰かが、母親だけは裏切らない、と語っていたが、母親を演じる黒木瞳車いすで登場。母親は味方のはず。ただ、最も信頼していた親友である総務省勤務の小山内(玉山鉄二)の動きも、裏で何か画策している匂いが感じられた。

謎が謎を呼ぶ、というストーリーの運びで、真相は闇の中だが、徐々に全貌が明らかになると思われ、期待したい。

第2話(7月23日、日曜夜10:30~)も見逃せない。


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