今どき、二ケタ(10%)なら成功といわれるなかで、20%台をたたき出すとは・・・。
米倉涼子は、視聴率的には、テレビ局にとっては一番稼げる女優ということかもしれない。10月からはシリーズも「4シーズン」目が放送されるのだ。スタイル、風格、美貌、アグレッシブさ、一匹狼、表情の豊かさ、茶目っ気などあらゆる要素を備えている。
連続ドラマ第3シリーズ終了から1年7ヶ月ぶり、初のスペシャルドラマでも失敗しなかった大門未知子先生。最高視聴率は午後11時4分にマークした25.8%だったという。伊野尾慧演じるフィギュアスケーター・氷室光二郎が大会でクアッドアクセルを決めてガッツポーズし、未知子が大喜びしたシーンだった。視聴率は、すべてビデオリサーチ調べ、関東地区。
今回の未知子の敵役を演じたのはビートたけし。自身初の医師役、それもオープニングでは女性議員の岸本加世子と路チュー、エンディングでは橋本マナミとキスシーンを演じるというおいしい思いもしながら、神経系の疾患でメスを握れなくなってしまった外科医が、地元の製薬会社と手を組み内科医に転身し、現在は日本初となる創薬の拠点「クロス医療センター」の病院長として暗躍する姿を熱演した。
今回の未知子の敵役を演じたのはビートたけし。自身初の医師役、それもオープニングでは女性議員の岸本加世子と路チュー、エンディングでは橋本マナミとキスシーンを演じるというおいしい思いもしながら、神経系の疾患でメスを握れなくなってしまった外科医が、地元の製薬会社と手を組み内科医に転身し、現在は日本初となる創薬の拠点「クロス医療センター」の病院長として暗躍する姿を熱演した。
いま日本のドラマで、20%の視聴率を稼げるのは、「ドクターX」の米倉涼子くらいしかいないのではないかと思われる。徹底した強気の姿勢で、悪と戦う姿がかっこいいというわけだ。今回のドラマでは、製薬vs.外科(手術)の攻防戦が描かれていたが、薬だけですべて治療できるというには限界があることが描かれていた。
外科など必要ないという製薬主導の暗躍も、一匹狼で腕の確かな外科医・大門の前では、太刀打ちできなかった。外科などは”切った張ったの世界”とバカにしないでよ!という結末だった。
ただ現実から見ると、「ドクター紹介所」(岸部一徳が所長)が勝手に医療センターに乗りこみ、外科手術を行い、医療センターに法外な請求書(1,000万~2,000万円)を突きつけるなどあり得ないが、今回の場合は、院長のスキャンダル封じの口止め料を含めて3,000万円の請求だったが、院長は払うのである。
ところで、「黒革の手帖」「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」などのゼネラルプロデューサーを務める内山聖子は、米倉涼子について「実はもの凄く小心者」「人見知り」「姉御肌というより、甘えっ子です」と言っているが、それは数年前のテレビ番組の出演などで垣間見えた。テレビなどの姉御肌的な”男勝り”な演技とのギャップが感じられたが、いったん役作りになると堂々としているからすごい。
また自ら「シカゴ」のミュージカル舞台出演を売りこんだという。
国内で成功を収め、2012年には本場のニューヨーク・ブロードウエイでもアジア人初の主演を演じてしまった。テレビも舞台も成功。まさに、このセリフ(↓)。
10月からの第4弾(木曜9時放送)でも、“失敗しない”伝説はまだまだ続きそうだ。
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