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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「007 スペクター」(2015)先行上映初日・初回に見る。</span>





”007シリーズ”第24作「007 スペクター」の先行ロードショー(3日間)の初日、初回に見ることができた。当日券でも”いい席”(左右中央やや前方)を確保するため
11時10分開始の1時間前に座席を確保した。

007シリーズの初期の作品(「007ドクターノオ」「危機一発(ロシアより愛を込めて)」など)のオマージュとみられるようなシーンもあるほか、イントロの画面も懐かしさを感じさせるような映像が続く。

しかしなにより「ドクターノオ」で馴染み深いジェームズ・ボンドのテーマがいきなり鳴り響いてきたのには興奮した。エンディングの後にも流れ、延々と続くお決まりのクレジットが終わるまで席は立てない。

★「007 スペクター」は、極上の大トロ寿司と松坂牛のステーキと年代物のワインを飲んだような贅沢な映画で、満腹感を味わうことができた。

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映画の冒頭、「死者は生きている」(The dead are alive)という文字が出たと思ったら、舞台はメキシコで、「死者の日」という大規模なお祭りシーンに。何千人もの仮装をした人間の中を、仮面をしたひと組の男女をカメラが捉えるシーンから引き込まれる。大規模な祭りを俯瞰で見るシーンがあるが、とてつもないスケールが圧巻。


                      ボンドカー「アストン・マーチンDB10」

列車内の素手の格闘シーンは、あの「ロシアより愛を込めて」を彷彿とさせるが、その迫力は想像を絶する。メキシコで大暴れした一件でボンドは、Mから「00課」から事実上解任され、あらたに「009」なる人物が引き継ぐことになるが、Qが新兵器としてボンドカーを準備したのは、全て「009」向けの仕様。Qは、ボンドには、「アラームの音は大きいよ」とだけ言って腕時計だけを与える。ボンドは「何に役だつのか」ときくと「時間を刻む」という返事。


                時間を刻むだけの”単なる”オメガの腕時計ではなかった。

しかし、ボンドは、見るからに洗練されたフォルムのボンドカーに乗り込んでしまい、行動を開始する・・・。派手なカーチェイスが繰り広げられるが、009向けの音楽がセットされていたり、特別銃の弾が装填されていなかったりで、「なんだこれは」だったが、果たして、このボンドカーの運命は・・・。(いつも最終的には、ああなってしまうのだが・・・)。


ダニエル・クレイグ
・ボンドが登場してちょうど10年になるが、最初の「カジノ・ロワイヤル」以降の総括のようなシーンもありすべてがつながっていることが随所に出てくる。クレイグは、車からボート、小型飛行機、ヘリまで自ら操縦してしまうアクションぶり。



期待のボンド・ガールは、モニカ・ベルッチレア・セドゥだが、ベルッチは前半少し出て、あとはほとんど画面に出なかったのに対して、レア・セドゥは、中盤から最後まで出ずっぱりで、存在感を示し、ボンド・ガールではレア・セドゥの印象が強い。

最近の007映画は、単なるアクションとボンドガールだけではなく、内容が濃くなっている。少年時代を過ごした「スカイフォール」で焼け残った写真を受け取ったボンド(ダニエル・クレイグ)。その写真に隠された謎に迫るべく、M(レイフ・ファインズ)の制止を振り切り単独でメキシコ、ローマへと赴く。そこでボンドは悪名高い犯罪者の美しい未亡人ルチア・スキア(モニカ・ベルッチ)と出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる・・・という展開。

その頃、ロンドンでは国家安全保障局の新しいトップ、マックス・デンビ(アンドリュー・スコット)がボンドの行動に疑問を抱き、Mが率いるMI6の存在意義を問い始めていた。ボンドは秘かにマネーペニー(ナオミ・ハリス)やQ(ベン・ウィショー)の協力を得つつ、スペクター解明のてがかりとなるかもしれないボンドの旧敵、Mr.ホワイト(イェスパー・クリステンセン)の娘マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)を追う。

死闘を繰り広げながらもスペクターの核心部分へと迫るなか、ボンドは追い求めてきた敵と自分自身との恐るべき関係を知ることになるのだが・・・。

宿敵はすでに青色吐息で、ボンドが銃口を向けるとその人物は「撃て(Finish it!)」というが、ボンドは、銃から弾を抜き、「弾切れだ(Out of bullets)」といって助けてやるのだった。(果たして、このことが次作につながっていくのか・・・。)

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最後に、Qのもとにスーツ姿で現れたジェームズ・ボンド
Qが「もうここでは任務はないのでは」というと、「ひとつだけ、忘れ物があった」だった。その忘れ物とは、映画を見てのお楽しみ。

なお、映画の最後に、James Bond will return(ボンドは戻ってくる)とあった。
字幕は、あの”大物”字幕翻訳家女史だった。

ラストにかかるお馴染みの曲は、映画ファンを熱くさせる。

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