ことしも「新語・流行語大賞」の決まる季節になってきた。
流行というくらいで、一時期流行っても、すぐに忘れられてしまう言葉も多い。
ただ時代を映す鏡として、何十年も記憶される言葉もある。過去30年のトップ10新語というのがあるが、完全に定着したものもある。
「キャバクラ」(1985)「サポーター」(1993)「セクシャル・ハラスメント(セクハラ)」(1989)などだ。その他にも話題のコトバ「亭主元気で留守がいい」(1986、「タンスにゴン」のCM)「同情するならカネをくれ」(1994、ドラマ「家なき子」の安達祐実のセリフ)など広く知られる言葉もある。
ちなみにこの10年の「新語・流行語大賞」は以下のとおり。
大賞 | 備考 | |
2014 | 「ダメよ~ダメダメ」 「集団的自衛権」 | ほかに「壁ドン」「ありのままで」 「レジェンドなどがトップ10 |
2013 | 「今でしょ!」「お・も・て・な・し」 「じぇじぇじぇ」「倍返し」 | 4つが同時に大賞受賞 |
2012 | 「ワイルドだろぉ」 | スギちゃんも、たまに見かける程度。 |
2011 | 「なでしこジャパン」 | 日本中がフィーバー。 国民栄誉賞も授与された。 |
2010 | 「ゲゲゲの」 | この年は「イクメン」「AKB48」などが トップ10。 |
2009 | 「政権交代」 | あの政党は今・・・。 |
2008 | 「アラフォー」「グ~!」 | アラフォーの派生語 (アラサーなど)も。 |
2007 | 「どげんとせんといかん」 「ハニカミ王子」 | 元たけし軍団が地方自治体の長に。 |
2006 | 「イナバウアー」「品格」 | 荒川静香のスケートの姿勢。 |
2005 | 「小泉劇場」「想定内(外)」 | ホリエモンの「想定内」も10年前。 |
・・・
ことし話題になったことばに贈られる「新語・流行語大賞」の候補が10日に発表され、安全保障関連法に関わることばや、ラグビー日本代表で話題となった選手から生まれたことばなど、50のことばがノミネートされた。
爆買い/インバウンド/刀剣女子/ラブライバー/アゴクイ/ドラゲナイ/プロ彼女/ラッスンゴレライ/あったかいんだからぁ/はい、論破!/安心して下さい、穿いてますよ。/福山ロス(ましゃロス)/まいにち、修造!/火花/結果にコミットする/五郎丸ポーズ/トリプルスリー/1億総活躍社会/エンブレム/上級国民/白紙撤回/I AM KENJI/I am not ABE/粛々と/切れ目のない対応/存立危機事態/駆けつけ警護/国民の理解が深まっていない/レッテル貼り/テロに屈しない/早く質問しろよ/アベ政治を許さない/戦争法案/自民党、感じ悪いよね/シールズ(SEALDs)/とりま、廃案/大阪都構想/マイナンバー/下流老人/チャレンジ/オワハラ/スーパームーン/北陸新幹線/ドローン/ミニマリスト/ルーティン/モラハラ/フレネミー/サードウェーブコーヒー/おにぎらず
用語:
「ミニマリスト」・・・持たない暮らし。
「フレネミー」・・・フレンド(友)とエネミー(敵)で作られた、“友を装う敵”(造語)。
若い女子の間で流行っているという。怖ぃ!(笑)。
「オワハラ」・・・「就活終われハラスメント」の略語。就職活動中の学生に「他社を
断ったら内定を決める」、「ここで就活を終わる意思を示せ」、「もう他社の面接
は受けるな」などと発言する事や、示唆するような言動を企業が取る事から付
けられたハラスメント行為。
ガジン(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)の三社合同&ユーザー参加
型で展開する、スクールアイドルプロジェクト。ついていけない。
「ルーティン」・・・五郎丸やイチローなどの「決められた一連の動き」のこと。昔から
同じ仕事の繰り返しのことをルーチン・ワークと言っていたが・・・。
「ドローン」・・・ 英語で雄のハチ(英語:Drone)を指す語句。転じて群体の一部(端
末)、不活発・受動的な活動体、ハチの発するような音などを指す。これにちな
の訛りでもない。
「プロ彼女」・・・元々の意味は、芸能人や業界人と交際する一般人を指し「プロの女
性」という意味を込めた皮肉。しかし、最近広がり始めている意味は、容姿端
麗、彼氏を丁重に扱い、彼氏がたとえ浮気しても決して責めない非の打ち所の
ない彼女のことを指す。
の一つ。
・・・
ことしは、安全保障関連法を巡って社会的に大きな議論が巻き起こったことを反映して「戦争法案」や「国民の理解が深まっていない」など、10のことばがノミネートされました。議会でのヤジ発言「早く質問しろよ」も(笑)。
■スポーツの分野:ラグビー日本代表の五郎丸歩選手がキックの前にとるポーズから「五郎丸ポーズ」や「ルーティン」が選ばれた。また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのデザインし他人の作品に酷似していると問題となった「エンブレム」や、そのエンブレムと新国立競技場の計画が相次いで見直しとなったことから「白紙撤回」などが候補となりました。
■お笑いの芸能分野:芸能人のセリフから「ラッスンゴレライ」や「あったかいんだからぁ」なども候補となった。
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春頃、話題になっても半年もすると忘れられてしまうことが多い。
「ラッスンゴレライ」の2人組の一人は、お笑いだけには負けたくないが、追い込み馬有利で「安心して下さい、穿いてますよ。」がライバルというのだが。どちらも大賞にはムリがあるような。トップ10なら・・・。
「新語・流行語大賞」は12月1日に大賞とトップ10が発表される。
どんな”火花”が散るのか。
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