fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">☆☆☆☆☆(☆5個)の映画は、これまでに4本!</span>



☆4個が最高と「映画」の感想で記しているが、例外的に☆5個という作品もある。
生涯に☆5個は10本もないと思うが、今のところは4本ある。

ジュリアンさんの記事で「戒厳令」(コスタ・ガブラス監督の3部作「Z」「告白」「戒厳令」)の記事を書いていて、TB(トラックバック)しようとして、「戒厳令」の所に行ってみた。昨年の記事だが、そのなかで、☆☆☆☆☆の映画は、これまでに4本あると明言していることに気づいた。

・・・
その4本とは・・・。あくまでも個人的な思い入れのある作品で、はじめて劇場で見たときの衝撃を基準にしている。

(順不同)
■「アラビアのロレンス」(1962)
・・・1971年の正月、リバイバル公開でテアトル東京の「70ミリ」大画面でみる。いまさら説明不要だが、イギリスの片田舎が映し出され、男がオートバイにまたがり、スピードを出して走り始める。1935年5月13日、オートバイで走行中の男は自転車を避けようとして道路を外れ転倒し死亡・・・というあれあれというオープニング。

・ロレンスがマッチの火を吹き消した後に砂漠に大きな太陽が昇る場面。
・地平線の彼方の蜃気楼が次第に黒い人影となるまでの3分間の映像。
・敵の要塞を陥落したロレンスが、ラクダに乗って夕日が照らす海岸を悠々と歩く場面。
・延々と続く広大な白い砂漠と地平線を背景にロレンスが跨ったラクダが駆ける場面などが思い浮かぶ。何よりも砂漠の美しさと怖さ。




■「エストサイド物語」(1961)
・・・1969年7月に東京・丸の内ピカデリーで複数回見たのを始め、1971年公開時の日比谷スカラ座上映も見ている。

映画を1本を挙げるとすれば「エストサイド物語」ということになるだろう。ミュージカル映画の醍醐味を知るきっかけになった作品。

■「ゴッドファーザー」(1972)
・・・マリオ・プーゾの小説「ゴッドファーザー」がベストセラーになっていて読んでいたが、映画の公開された1972年7月、劇場で見た。映画が公開されると当時の興行記録を塗り替える大ヒットになり、同年度のアカデミー賞において作品賞・主演男優賞・脚色賞を受賞した。



先日、東京フィルハーモニーのオーケストラの伴奏で、スクリーンでは2度目の鑑賞となった。(テレビ放映も見たが、CMも入り、カウントはできない)。リアルタイム鑑賞映画のベスト1は変わらない。

■「Z」(1969、公開1970年末)
・・・日比谷みゆき座で見たが、映画を見たあと呆然となり、同じ席で、続けて2回鑑賞した。当時は入れ替えなしで何度も見られた。何がすごいかって、ジャン・ルイ・トランティニャンの予審判事と、ミキス・テオドラキスの打楽器の音楽、ストーリー・テリングの面白さ、すべてに完璧。



「Z」の音楽一部。

予告編。


・・・
考えてみると、すべて学生(20歳前後)の時に観た作品というのが共通項だ。
この頃見た作品は、このほか「屋根の上のバイオリン弾き」など、今でもベスト10に入ってくる作品が多い。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。