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<span itemprop="headline">ドラマ「エイジハラスメント」(第7話)</span>



ドラマ「エイジハラスメント」が、2年前の「半沢直樹」を彷彿とさせるのは、最後の爽快感だけではない。「半沢直樹」のナレーションを担当した山根基世のナレーションだ。「半沢直樹」をモロに意識したと思えるほど、そっくりだからだ。

社会はハラスメント(差別)に溢れている。セクハラ、モラハラパワハラ・・・。
まだまあだる。昔から日本にありながら表面化してこなかったハラスメントである。

女性を年齢で差別し、あざ笑う。長く働くことが評価されず、美しい若さだけが評価される。そう、エイジハラスメント。略して”エイハラ”。これは、ハラスメントと闘う総務の女の物語である。

物語は、新入社員・吉井英美里(22歳、武井咲)が大手商社に就職することから始まる。希望の部署ではない「総務部」に配属されて落胆した英美里だが、本当のガッカリはその職場環境がモラハラパワハラ、そして「エイハラ(エイジハラスメント)」のデパートだったことだ。

このドラマで描く「エイハラ」は、主に女性社員への年齢差別。
「若くてキレイ」な新人(英美里)が入ってきたとたん、男性社員らは目の色を輝かせ、残酷なまでに他の女性社員らと違う扱いをする。

そんな男性社員らを上司に持つ英美里が任される仕事は、受付やお茶汲み、パーティーのアテンド役や、会社パンフレットの表紙の顔役など「若くてキレイなことがスキル」といわんばかりのもの。

これには、他の女性社員らも黙っておられず、嫉妬や憎悪をついに英美里に向けるようになるのも自然な展開ではある。30代、40代の女性社員の嫉妬やうわさ話なども、かなりリアル。

・・・
第7話では、吉井(武井咲)の上司の大沢課長(稲森いずみ)が自分の愛人である社内の繊維部の保科課長(小泉孝太郎)と吉井が関係していると見て、吉井から「業務分担」の名目で、次々と仕事を取り上げ、ほかの社員に回してしまう。



社内のベテラン女性社員の一人、中里桂子(麻生祐未)は保科をめぐる三角関係を感づいており、「課長のリベンジが始まった」と小声で語る。中里は、吉井に対して、「あなた、課長に何か悪いことをしていない?課長の大事なものを盗ったとか」と嫌味っぽく言ってくるのだった・・・。

麻生祐未は、このドラマでは、総務のベテラン社員で幅をきかせているが、ほかの女性社員は、陰で「イタすぎ」「ああはなりたくない」とあざ笑っていることを、本人は知らないのだ。


ハラスメントの確信犯の浅野次長(吹越満 は、ハラスメントをするし、愚痴が多く、人望がなく「女性は、うーんと若いか、仕事のできるブスに限る」と平然と言ってのける。さすがに、この暴言には「それは言いすぎです」という男性社員が諭す声もあるが。

麻生祐未吹越満要潤竹中直人小泉孝太郎など芸脱者が脇を固めているので、ドラマが盛り上がる。

陰湿な社内、上司の暴言、ハラスメントなど、やや時代がかったところはあるものの、毎回飽きさせない。そして、次期社長と目されている権藤常務(風間杜夫)が、女性登用プロジェクトを立ち上げると宣言する。ジェントルマンで女子社員には人気がある。女性が働きやすい環境を次々に打ち出すが、実際は仕事のやりにくさを感じていて、内心はうんざりしている。社内の”三角関係”の行方は・・・。


第8話予告:

そろそろ大詰めか。



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