4月期ドラマも、来週あたりが最終話となる。今期は、目立った面白いドラマがなかったので、早く終わって欲しい(笑)。7月期は「花咲舞」が帰ってくるし。
明日15日が最終話となる月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」(池井戸潤原作)。
このドラマの物語は、倉田家一家4人が、執拗なストーカーに狙われるという話。
しかし、一方で、会社での営業部長の不正を暴くストーリーが同時に描かれている。
この二つは、最終回で交差するのか。(まさか、全ての仕掛けの犯人が、会社の中にいた・・ということか?)
「ようこそ、わが家へ」でも、そんな痛快感を期待したが、主人公の父と息子は、気弱で、痛快逆転打は9話までは期待できなかった。そんな中で、部品会社の悪辣な真瀬営業部長(竹中直人)に唯一、楯突くのが総務課の西沢(山口紗弥加)だ。
「シルビアちゃん、会社をクビになるよ」
低い声で、ぼそぼそと話すタイプだが、このドラマでは、印象に残る役柄だ。
倉田総務部長に、真瀬営業部長の不正を訴え、倉田が、会議で、そのことを指摘するが、真瀬は、既に手を打っていて、「よく調べてから言ってくださいよ、く・ら・た・ソウム・ブチョー」と声を荒らげて、やり返してくる。
そんな時に、倉田総務部長を援護し、真瀬に「おかしい」と言ってのける西沢だが、逆に畳み掛けるように社員の前で罵られる始末。これまでにも、倉田部長と同様に、何人もの出向社員がいたが、なかなか真瀬に意見をいう人間はいなかったようだ。ただ、倉田は違っていた。西沢と調査をしていくうちに、真瀬の売上の操作(空伝票など)が浮き上がってきた。
倉田部長が、真瀬のこうした売上操作(お金の迂回)の情報を掴んで、会議で指摘するのだが、またしても真瀬が、言葉巧みに反論してくるのだった。
すでに、総務部で調べているという情報を、社内の若い社員を使って調べていて、先回りをして、裏工作を進めていたのだ。
しかも、西沢が内緒でアルバイトで、キャバクラにも、「シルビア」の名前で週に何日間か勤めていることも掴んでいた。倉田が会議の席上で、真瀬の不正を指摘しようとするが、その証拠として、西沢を同席させたが、なぜか、西沢は「私の勘違いでした」という答え。
直前に社内電話で「どうなるか、わかっているのか、シルビアちゃん」と社内電話で脅していたのだ。このシルビアという名前を出されては、沈黙するしかない?
山口紗弥加は、総務課勤務の正義感あふれる女子派遣社員と、夜の世界のキャバクラの相反するような役柄で、なかなか存在感がある。ただ、話すときに口を開けないので、「棒読みのようだ」という同性(女性)の声もあるようだが、案外、ぼそぼそと話すという話し方のほうが、地味な経理担当という役柄にあっているように思うのだが。
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