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<span itemprop="headline">★女優「ライザ・ミネリ」・・・歌唱力抜群の「キャバレー」(1972)</span>







女優で歌手のライザ・ミネリは、イタリア系アメリカ人映画監督のヴィンセント・ミネリと女優のジュディ・ガーランドの間に生まれる。1949年に、わずか2歳で映画「Good Old Summertime」でデビューし、代表作は「キャバレー」(1972)だが、出演作品が10本程度と少ないのが驚きだ。

1963年にブロードウェイにデビューをし、その後1965年にブロードウェイミュージカルの「Flora the Red Menace」でトニー賞の主演女優賞を受賞。

1967年に映画女優として本格的にデビューし、1972年に公開されたアメリカ映画「キャバレー」で主演を務め、1973年のアカデミー賞主演女優賞ゴールデングローブ賞主演女優賞をダブル受賞するなど、その歌唱力と演技力が高い評価を受ける。

キャバレー」は、なんといってもライザ・ミネリが圧巻だった。
抜群の歌唱力と、ナイスバディで魅せてくれた。この映画の成功のもう一つは、キャバレーのMC(司会者)を務めたジョエル・グレイだろう。ブロードウエイの舞台でも同じ役を演じており、話術の巧みさなどが唸らせた。アカデミー賞助演男優賞に輝いたのは当然のことだった。

ブロードウエイで上演された「キャバレー」を見たときにパンフレットを購入したが、主役はMCのジョエル・グレイだった。





ライザ・ミネリは、「キャバレー」(1972)の成功の後、「ニューヨーク ニューヨーク
(1977)などのミュージカル映画で活躍したが、アメリカの子役から大人になった芸能人に多く見られる薬物に染まることになり、幾度となくトラブルに見舞われることになる。

最近も、今年の3月にふたたび「ライザ、薬物乱用」のニュースがあった。
報道によると、今年3月に治療でカリフォルニア州マリブにあるリハビリ施設に入院した。ライザの代理人もこれを認め、症状については、今のところ「目覚ましい回復」を遂げていると芸能情報サイトTMZが伝えた。入院の主な理由はアルコールだとも報じている。2004年にもアルコール中毒で、苦しんでいた。

「ライザはここ数年、薬物中毒と果敢に戦ってきました」と代理人はTMZでつけ加えた。中毒はライザにとって親ゆずりのトラブルでもあったようだ。母親で女優のジュディ・ガーランドも薬物中毒に苦しみ、1969年に過剰摂取で亡くなった。

2008年の英The Guardian紙とのインタビューで、ライザはアルコール中毒を抑制できず、常に苦しんでいると認めた。「人生を通じて、この病気にずっと苦しんでいます」とライザは話している。「親から受け継いで、とても恐ろしいものですが、いつも助けを求めてきました」

薬物乱用を公表しているライザだが、2010年には有名人がリハビリ治療を受ける姿を追うリアリティ番組「Celebrity Rehab」への出演を辞退している。

来年3月には70歳を迎えるライザ・ミネリだが、映画への復帰はないのか。
あれだけ脚光を浴びたスターだったが、寂しい晩年だ。

「キャバレー」のメインタイトル曲(↓)。

出演映画:
くちづけ」(The sterile cuckoo1969年
キャバレー」(Cabaret、1971年) ☆☆☆☆
ラッキー・レディ」(Luckey Lady、1975年) ☆☆☆
ニューヨーク・ニューヨーク」(New York, New York、1977年) ☆☆☆☆
「ミスター・アーサー」(Arthur、1981年
「ザッツ・ダンシング! 」(That's Dancing1984
レンタ・コップ」(Rent-A-Cop、1987年
ステッピング・アウト」(Stepping Out1991年

※ひろちゃんが、「70年代の女優」でライザ・ミネリを紹介していたので取り上げた。

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