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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「彼女を見ればわかること」(2000)</span>



彼女を見ればわかること」(原題:Things You Can Tell Just by Looking at Her, 2000)は、グレン・クローズキャメロン・ディアスホリー・ハンターなどハリウッドを代表する5人の女優が出演したオムニバス風ドラマ。

L.A.郊外に住む悩みを抱えた女性たちの日常を5話構成で描く。
オムニバス映画というのは嫌いではないが、時として、別々の監督で力量によりばらつきがあることがある。「昨日今日明日」のような同じ配役で同じ監督であれば、問題ないが。

彼女を見ればわかること」は、脚本がロドリゴ・ガルシアで、初監督作品という。
脚本を読んで、有名女優がこぞって出演を希望したという。

内容は地味で、アメリカでは一般公開されず、有料テレビチャンネル(ショウタイム)での放映(2001年3月11日初放映)となったが、日本では、東京のBunkamuraル・シネマで公開され、ロングランヒットになった。やはり、小規模の単館系の劇場向け映画のようだ。


・・・
第1話 「キーナー医師の場合
認知症の母親を介護する女性医師ドクター・キーナー(グレン・クローズ)の心の拠り所。
第2話 「レベッカへの贈り物
不倫関係の末に妊娠した女性レベッカホリー・ハンター)の葛藤と決断。

第3話 「ローズのための誰か
思春期の息子をもつシングルマザーの新たな恋。
第4話 「おやすみリリー、クリスティー
死にゆく恋人を見守るレズビアンの占い師。
第5話 「キャシーを待つ恋
盲目の妹(キャメロン・ディアス)との関係を通して愛を摸索する女性刑事。

いずれもが伴侶のいない独身で男に頼らず生きている。
傍目には幸せそうにみえる彼女たちだがそれぞれに悩みは深い(Wiki)。

5話が独立した話かと思ったら、1話で登場した女医が、別の人物の話に関わって登場したりと、一部でつながっているところが面白い。


キャメロン・ディアス
が珍しく盲目の女性を演じている。
この中では、レベッカを演じたホリー・ハンター(「ブロードキャスト・ニュース」)がクールで印象に残る。

女性向け映画だが、全体として地味すぎて、今ひとつ、インパクトに
欠ける。2000年ごろの電話は、上のグレン・クローズの写真のように、
ハンディタイプで重い携帯電話だった。この数年の技術進歩の速さをうかがわせる。


★★

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