流行語、一発ギャグの賞味期限も短くなっているようだ。
テレビを見ていたら、大女優メリル・ストリープが来日した折に、インタビュアが、昨年後半と、最近の二度、日本で流行っているフレーズであると紹介して、メリルが一発で記憶して「あったかいんだから~」と無理に喋らされていたが(笑)。昨年の流行語にノミネートはされていたらしい。
若い世代で急速に広まっていて、2015年の流行語大賞のノミネートは確実と言われている「ラッスンゴレライ」。リズムネタで話題沸騰中だが、数回聞いたが、一度聞いただけでも、もう飽きてくる(笑)。8.6秒バズーカーというコンビはまだ結成して1年以内というが、最近は、毎日テレビに出ている。先月の給料は「4万円」と激白して話題になったが、当面のこれからのギャラはおそらく、ゼロが二つくらい付くかも知れない。
アップテンポなのは、一時代前(数年前)にお笑い界を席巻したコンビ・オリエンタル・ラジオ(オリ・ラジ)のスタイルを彷彿とさせるが、そのオリエンタル・ラジオが「ラッスンゴレライ」を完全コピーしていた。完コピして、自分たちも人気再燃というわけだ。
意味不明の言葉を使って視聴者をけむにまいたのは、大橋巨泉の「はっぱふみふみ」(1969年)が元祖だろう。なんだろうと思わせるところがすごかった。「オー、モーレツ!」などという小川ローザのCMは、その後、モーレツ(猛烈)社員という言葉で引き継がれ定着したが・・・。
ラッスンゴレライも、夏場までもつかどうか。
「ダメよダメダメ」も「今でしょ!」も手垢がつきすぎて、口に出すのもはずかしいほど、スピードが早いのが世の中だ。テレビドラマも見ているうちはいいが、5分もすれば、すっかり忘れてしまう時代だ。
流行語、一発芸、しょせん泡のようなものか。
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