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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「小野寺の弟 小野寺の姉」(2014)</span>



小野寺の弟 小野寺の姉」(2014)を見た。
不器用な姉と弟を取り巻くハートフル・コメディで、ぎこちなさの中にも笑いを含んだ佳品。2013年に舞台上演があり、その二人の主役であった向井理片桐はいり映画も主役を務めた。片桐はいりはいつもながらとぼけた味わいがある。

小野寺進(向井理)は33歳の調香師。
姉のより子(片桐はいり)は40歳の眼鏡屋店員。
早くに両親を亡くした二人は、20年以上も古い一軒家で穏やかにつつましく一緒に暮らしていて未だにふたりとも独身。




より子が作るごはんを二人で食べて、スーパーの特売日には二人で買い物に出かけ、ときには一緒に遊園地にも行くような、口に出さずとも互いを思いやっている姉と弟。

進には好美(麻生久美子)という彼女がいて長らく付き合っていたものの結局別れてしまい、それ以来いっそう恋愛に奥手になってしまい、より子も容姿のコンプレックスから恋に臆病になっていたが、勤務する眼鏡店にコンタクトレンズの営業にやってくる浅野(及川光博が気になっていた。

そんなある日、小野寺家に届いた配達間違いの手紙が届く。
より子は進と一緒に間違って配達された手紙を岡野薫(山本美月に届けに行くことになる。そこにいた女性・薫に一目惚れするが、お首にも出せずに・・・。また、より子は浅野からある相談事を頼まれるのだが、自分に好意を持っているものと勘違いして・・・。


                    岡野薫(山本美月)とデートする進。

            
・・・
弟の進は、倹約して、せっせと”畳預金”をしていたが、別れた好美のことが忘れられなく、新たな恋愛に踏み出せないでいたが、童話作家を目指す女性と知り合いデートするが、後日、意を決して告白したときは「遅い!」と言われ手遅れ。しかし、過去が吹っ切れて、忘れていた感情を味わうことができて自信を持つことができた。

一方の姉・より子は、一方的な片思いであることが分かり、失恋に意気消沈するが、弟からのプレゼントで、元気を取り戻す。

片桐はいりが、独特の雰囲気を醸し出して絶妙。
とくに中学時代の同級生に会った時に、ミエを張り、弟を夫の代役に仕立てうまくいったかに見えたが、恩師が現れ、台無しに。この教師は、言葉の使い方をよく間違えることから人気があった。腎臓結石を”心臓結石”といったりして、まわりから失笑を買うが、それが受けてにくめない。向井理も小心男をうまく演じていた。麻生久美子は、進の元カノ役だが、出番が少ないのが残念。

出演:
小野寺 進 - 向井理
小野寺 より子 - 片桐はいり
岡野 薫 - 山本美月
浅野 暁 - 及川光博
河田 耕輔 - ムロツヨシ
齋藤 亜沙子 - 寿美菜子
祖父江 好美 - 麻生久美子
酒井 啓介 - 大森南朋

☆☆☆


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