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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「アメリカン・スナイパー」の”無音の”エンディングロールのワケとは。

 
映画「アメリカン・スナイパー」は今年のアカデミー賞の候補にもなっている、”巨匠”クリント・イーストウッド監督作品。この映画のエンディング・ロールには音楽は入らずに無音が続いて終わるという。
 
そのワケは、記事によると、イーストウッド監督の配慮といい、主人公のクリス・カイル(38歳で射殺された)への感謝と黙祷の意味があるという。
 
本年度アカデミー賞にて「作品賞」「主演男優賞」を含む6部門でノミネートされ注目を集めている本作品だが、海外では公開済みで、話題を集めているのが、“無音のエンドロール”という。通常であれば、スタッフ&キャストのクレジットと共に映画のテーマ曲が流れるのだが、本作においては音楽を始め一切の“音”が入っていない。

全米興行ランキングで、3週連続で1位を獲得し、全米興行収入2億8,000万ドル
336億円)を突破。ちなみに日本で300億円を突破したのは「千と千尋の神隠し」(304億円)だけで、いかにすごい数字か分かる。2位「タイタニック」(272億円)、3位「アナと雪の女王」(259億円)。去年の「ジャージー・ボーイズ」にしろ、イーストウッドは”目の付けどころがシャープ”(パナソニックでもソニーでもなく)だ。
 
予告編
 
原作となったのは、13週に渡り「ニューヨーク・タイムズ」紙べスト・セラー1位を独走したクリス・カイルの自伝「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」(原書房刊)。主演を務めるブラッドリー・クーパーは、この原作に惚れ込み映画化権を獲得し、プロデューサーとしても名を連ねている。

本作の主人公となるクリス・カイルは、9.11以降のイラク戦争で、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊し、そのずば抜けた狙撃の腕で仲間たちを守ったことで
“レジェンド”と称えられたが、2013年2月2日に自身と同じ戦場で抱えた心の病に悩む元兵士によって射殺され、38歳という若さで生涯に幕を閉じた人物。

退役後にはNPO法人を立ち上げ、多くの兵士の心のケアに時間を費やし、戦場の英雄ではなく、“真の英雄”として賞賛され、彼の葬儀にはテキサス州ダラスのカウボーイズ・スタジアムに1万人が参列した。

脚本を書き上げるためにクリスと多くの時間を共にした、脚本家ジェイソン・ホールはこの演出について「音楽を入れない方がいいとクリントが判断した。クリスに対する敬意の表れでもあり、より崇高な理想のために命を捧げた全員への敬意の表れ。クリントからの感謝のお祈りなのだと思う」とコメントを寄せている。

アメリカン・スナイパー」は日本国内では、2月21日(土)より丸の内ピカデリー新宿ピカデリーほか全国にて公開される。(新宿ピカデリー系/MOVIX系の無料鑑賞券が1枚あるのでこれを見ようかと思案するfpd)。それまでに観たい映画もあるしな。
 
・・・
guchさん、予告編というのは上手く出来ているでしょう(笑)。
予告編で、ハイライトシーンを見せすぎて「もう(見た気分だから)いいや」というのも多いです。”リンダ、困っちゃう”(笑)。
 
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