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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ:「銭の戦争」(第3話):映画「卒業」へのオマージュ!?(笑)。</span>


結婚式場から、花嫁強奪・・・まるで映画「卒業」。
 
銭の戦争」は、もともと韓国でヒットした(らしい)ドラマの焼き直しだが、主演の草なぎ剛が父親の自殺、残された莫大な借金を返すために、「(金持ちヅラをしている奴らや、暴利を貪るヤミ金業者を)今に見返してやる」と立ち上がる姿を描いている。
 

最3話は、教師をしている紺野洋(大杉漣)が連帯保証人になったために膨大な借金を背負うことになったのだが、ある男が紺野の娘・未央(大島優子)の前に現れる。結婚してくれれば借金も返済するというのだ。
 
未央は、「父さん、私結婚して、借金を棒引きにする」「おまえは、それでいいのか」といった会話があるが、相手は、紺野の借金の状況など調べ上げていたこと、素性も怪しいことから、父親は反対。「オレが夜も警備の仕事でもして返す」というが、「公務員のバイトは禁止でしょう」「いや、分かりゃあしない」などと続くが、未央は相手に携帯で「(結婚)承諾しました」と連絡をしてしまう。
 
・・・
白石富生(草なぎ剛)は、ひょんなことで、未央(大島)を知っていたが、未央があまりよく知らない男(未央の受付の対応を見て一目惚れしたというのだが)結婚を決意したことを知る。暴利の金融業者(闇金)に勤めることになった白石草なぎ)は、恩師である紺野洋のもとに、事務的に取り立てに行くが・・・。
 
その後、結婚式の衣装選びなどは、姑の言うままだった。
結婚式の当日、結婚に内心反対の父親・紺野(大杉)はバージンロードを一緒に歩くことをためらい、未央一人が相手のところに歩いていく。
 
出席していた白石は、結婚相手の男の正体を知っていた。
キャバクラで飲んでいた時に、別のテーブルで、大勢のホステスを横に侍らせていた男こそが未央の結婚予定の相手だった。その男の会話が聞こえてくる。「今度結婚することになった。相手は、親が借金まみれで、なんでも言うことを聞く女。母親に従順なのが一番うってつけだ」とうそぶいているのを耳にしていたのだった。そのときは、怒りがこみ上げたが、我慢した。
 
結婚式の当日、新郎・新婦の誓いの言葉が終わったあとに、白石は”暴発”した。
 
「新婦も新郎も愛などない。偽善だ。」と叫び、新婦を式場から連れ出してしまうのだ。まったく映画「卒業」のダスティン・ホフマンキャサリン・ロスの再現か(笑)。
 
思わぬ展開に、新郎の父に微かな笑みがこぼれる。
手を繋がれて走る新婦にも、一瞬、微笑みの表情が・・・。
これからどうなるのか。
 
・・・
一方、青池ファイナンスの会長・青池早和子(ジュディ・オング)が、融資先などのトップを招いたパーティを開いていたが、赤松金融の赤松社長(渡部篤郎)とその社員・白石(草なぎ)のふたりは、招待されていないのにパーティに潜り込む。青池ファイナンスの令嬢と知り合いであることから、中に入ることができた。
 
青池会長は、赤松と白石を見て、「ここはあなたたちの来るところではない。」
「あなた、どこの大学を出ているの。高校中退でしょ。ここにいる人たちは、東大卒か、ハーバード出身の人たちばかりよ」。
 
高級酒の知識に詳しかった白石は、青池から聞かれた酒の種類など詳しく語り「東大卒です。」といいながら、テーブルに乗って酒を撒き散らす。
 
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韓国ドラマが原案ということもあり、直情的でテンションが高い(笑)。
 
一番の注目は、女優・大島優子の存在。
元AKBという経歴以前に、子役から出発しているので、一般のアイドル歌手の女優への転身とは一味違うようだ。「安堂ロイド」でキムタクと共演していたがAKBを卒業したばかりで、添え物的な印象だった。
 
ドラマ「カエルの王女様」を経て、映画「闇金ウシジマくん」では、かなり弾けた演技を見せていたが、決定打は昨年11月に公開された「紙の月」だった。
 

紙の月」で、大島優子は女子行員を演じていたが、ロッカールームで、契約社員で新人の梅澤梨花宮沢りえ)に、銀行内部のしきたりや、自分たちが監視されていることなどを含めて気をつけろとアドバイスする相川恵子役が出演時間は少ないが強烈なインパクトを与えていた。
 
案の定、この役で、銀行の同僚・隅より子役の小林聡美とともに、「日本アカデミー賞・優秀助演女優賞」を獲得している。最優秀は、小林聡美になると思うが・・・。
 
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特別ファンではないが、女優として目が離せなくなってきた大島優子ではある。
 
 
 
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