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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ:「デート&#12316;恋とはどんなものかしら&#12316;」(第1話)</span>


     ダサい格好の”リケジョ”と、大正時代の出で立ちの”高等遊民”(=ニート)。
 
いわゆる“月9”ドラマの「デート〜恋とはどんなものかしら〜」(フジテレビ系)が始まった。昨年は日本テレビ系の「きょうは会社休みます。」が予想以上の高視聴率を上げて、似たようなラブコメものかと思い、あまり期待せずに見たら、とんでもなく面白い。
 
リーガルハイ」(フジテレビ系)シリーズなどの脚本家・古沢良太が描く初の恋愛ドラマということだが、昨年春に、日本テレビ系「花咲舞が黙ってない」で安定した視聴率を叩き出した主演のと、このところ三枚目的な役柄(映画「舞妓はレディ」など)でコミカルな面を見せる長谷川博己を主演に据えて、これまでにないラブ・コメを見せている。
 
杏が演じるのは、マイペースで融通が利かない超合理主義者で結婚は「契約」と考えている東大大学院卒の国家公務員の藪下依子。いわゆる「リケジョ」(理数系の女子)。一方、長谷川博己が演じるのは、ニートで働かず、親に寄生し、文学・芸術・音楽・娯楽の世界に溺れている“高等遊民”を自称する谷口巧。
 
このふたりは、まさに“恋愛不適合者”同士というわけで、初デートも、苦痛の二文字。「なんで、こんな苦痛なことを、世間ではデートといって楽しんでいるのか」理解できない二人だったが・・・。
 
初デートになるまでの半年間の二人の行動が説明的に描かれ、やがて、”共通の価値観”で意気投合して、結婚に向けて、「契約書」作りに突入するという展開。
 
 
リズム感のある会話劇で、ドラマ終盤の、依子と巧が独自の理論を展開。
“常識”をことごとくひっくり返していく会話劇が痛快。
 
“リケジョ”といわれた依子は、初対面で、なんの疑問も抱かず、ダイレクトに相手に聞く。「オカマですか。変態趣味(SM)はありますか。生殖機能はありますか」といった具合。こんなことを矢継ぎ早に聞かれては、逃げ出したい、と思いトイレを探しに行ったふりをして、脱走を図ろうとするが、依子は猛ダッシュして、待ち構えていた!
 

それぞれ家に帰って、親や、友人に「結婚することになった」と告げるので、まわりは、驚きだが・・・。
 
依子(杏)の父親役に松重豊。亡くなった母親(時々、気になって依子の前に現れる)役に和久井映見
谷口巧(長谷川博己)の母親に風吹ジュン。脇役も揃っている。
 
“恋愛力ゼロ”の男女によるロマンティックなラブコメディーが受けて、初回の視聴率は14.8%と好発進、この1月期では、今のところトップとなった。まだ15%以上の視聴率は出ていない。
 
 
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