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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ダーティ・ハリー 5」(1988)</span>


 
映画「ダーティ・ハリー 5」(原題:The Dead Pool、1988)は、ご存知クリント・イーストウッド主演の”ハリー・キャラハン”シリーズ第5弾で最終作品。監督はバディ・ヴァン・ホーン。前作「ダーティ・ハリー4」から5年ぶりとなる。映画は90分とコンパクト。
 

 
サンフランシスコを舞台に、自らも“駒”となった、賭博である死亡予想“デッドプール”ゲームを元に展開する連続殺人事件に挑むハリーの活躍を描く。
 
・・・
冒頭から、キャラハン刑事の.44マグナム(S&W M29)が登場する。
しかも、マグナム弾が悪漢どもの額のど真ん中に命中している。
 
しつこく追い回す美人キャスター率いるカメラマンのカメラをぶち壊したり、プラスティック爆弾を積んだラジコン・カーとのカーチェイスは、名作「ブリット」を彷彿とさせ、犯人へのトドメには、あっと驚く”捕鯨砲”が登場したりと、相変わらずのド派手なシーンが満載。
 
相変わらず名セリフ?が多い。
強盗犯に向かって、「フォーチュン・クッキー(おみくじクッキー)を見たか?」といきなり聞く。怪訝そうな強盗犯は「???」だが、「凶とでている」と言いながら、油断をついて相手をやっつけてしまう。フォーチュン・クッキーアメリカのレストランなどに置いてあり、きょうの運勢を占う紙切れが入っている。(AKB48の歌にもあった。笑)
 

捕鯨銃には、凶悪犯も血の気が引いた(ようだった)。
                 
この映画の撮影時にクリント・イーストウッドは58歳と還暦近かったが、映画の中ではランニングをしたり、敵の追跡から走って逃げたりと、アクションもこなしていたのが驚きだ。
 

                      リーアム・ニーソン(左)とイーストウッド
 
いまやブライアン・ミルズ(「96時間」シリーズ)で有名なリーアム・ニーソンが映画監督役で出演し、イーストウッドと並ぶシーンは貴重かもしれない。何しろ、ともに193センチという長身で絵になる。
 
・・・
ダーティハリー”ことハリー・キャラハン刑事は、賭博の元締ルー・ジァネロを逮捕したことから一躍有名人となる。その頃、報道を見たある人物が“死亡予想”と記されたリストにハリーの名を書き込んでいた・・・。そして、名前の横に、次々に「RIP」と書かれていく。 ハリー・キャラハンは、これを見て「RIP? Rest in Piece(安らかに眠れ!)か」とつぶやく。
 
恐怖映画に出演中の人気アーティストが殺害される。
ハリーと相棒のクワンは、聞き込みに行ったレストランで強盗事件に遭遇する。
しかも、そこで亡くなった男は手に“死亡予想”と書かれたリストを持っていた。
 
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女性ニュース・キャスターを演じるのは「アンタッチャブル」(1987)でエリオット・ネス
ケヴィン・コスナー)の妻役を演じたパトリシア・クラークソン(「エデンより彼方に」「グリーンマイル」)で、なかなか魅力的。
 

最初はうるさいリポーターと思ったが・・・。

食事をするようになり・・・。
 

殺人犯が車からラジコンカー(黒のシボレー・コルベットCS3型)を操作するが、これが不気味だった。
 
この爆弾を積み込んだラジコンカーに気づいたキャラハンが車でラジコンカーの追跡を交わすシーンは、坂の多いサンフランシスコの街中を、フルスピードで走るが、宙を舞う車は、まさにスティーブ・マックイーンの”ブリット級”。共通点は、「ブリット」(1968)も「ダーティ・ハリー」も音楽が、あのラロ・シフリンであること。
 
 ※シリーズ5作品中、唯一見逃していた第5弾を見ることができた。
「遅い!」という声も、頭文字「G」「g」さんあたりからちらほらと(笑)。
 
☆☆☆
 
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