fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「穴」(2001、英国)</span>

 

 
 

 
 
映画「穴」といえば、ジャック・ベッケル監督の1960年の有名なフランス映画があり、脱獄の話だが、2001年製作の「穴」は英国のサイコスリラー映画。
 
この映画に食指が動いたのは、「映画の小道具」の記事で、ひろちゃんが「”穴”の歯ブラシ」(実はベッケル作品の「穴」)というのを上げていたこと、さらに「映画に登場する悪女」記事でも「穴」が登場していたので、見ることにした。スリラーとして面白かった。
 
 ・・・
映画は、一人の少女が、体中が傷だらけで、ヨレヨレの衣装でフラフラと歩いているシーンで始まり、その少女が歩く道の先々に「行方不明」の看板がある。一体何ごとが起こっているのか、興味をそそる導入部だ。
 
やがて明らかになる驚愕の事実。
春、イギリスの名門パブリック・スクールから、4人の生徒が忽然と姿を消した。
18日後、その中から少女リズ(ソーラ・バーチ)だけが戻ってくる。彼女は事件について回想を始める。
 
リズは、学園の人気者であるマイク(デズモンド・ハリントン)とジェフ(ローレンス・フォックス)、美少女フランキー(キーラ・ナイトレイ)の4人で、地理の研究旅行をさぼって週末を楽しく過ごそうと、第二次世界大戦時の”防空壕の穴”に入った。
映画のタイトルの「穴」というのはこのことだったのか。
 
リズにとっては、片思いの相手であるマイクと親しくなるチャンス。
しかし3日目、扉のカギを外しにくるはずだったリズの友人の青年マーティン(ダニエル・ブロックルバンク)が姿を現わさない。
 
完全に閉じこめられた4人は、すべてマーティンの策略だと決めつける。
しかし実は、リズが自分でカギを閉めたのだった。マイクの気をひくために。
 
だがそれは裏目に出て、リズ以外の3人は穴の中で死んでしまう。
 
そしてリズは、マーティンを犯人に仕立てるため、彼にカギを持たせて殺害。
マーティンは自殺と警察に判断され、リズは邪悪な笑みを浮かべるのだった。
 
・・・
 この映画には、guchさんがご贔屓のキーラ・ナイトレイが出演しているが、それほど目立ってはいなかった。ただし、ワンシーンに「ほら、見て」というサービスショットがある!(笑)。
 
キーラ・ナイトレイは、fpdと同じ誕生日(3月26日)ということで、少し親近感があるが、初めて見たのは「ラブ・アクチュアリー」(2002)で、その後「キング・アーサー」(2003)や「パイレーツ・オブ・カリビアン」(2003)などを見て、正統派美人という印象だった。
 
「穴」では、主演の4人の一人だが、ソーラ・バーチが主役である。
ソーラ・バーチといっても気がつかなかったが、「今そこにある危機」(1994)にも出ているし、「アメリカン・ビューティ」(1999)のケヴィン・スペイシーアカデミー賞主演男優賞受賞)の屈折した娘と言われれば思い出した。
 
この「穴」という映画では、主演のソーラ・バーチは、自分が好きな男に振り向いてもらおうと計画を練るが、いろいろなことが重なって、まわりの人間を死に追い込んでしまう。そのことを知っているのは、カウンセリングを担当した女医一人だけなのだが、その女性も、真実を語っても信じてもらえる状況はほぼ皆無であり、ソーラ・バーチ演じるリズを訴えることができない。 
 
・・・
小道具では、コーラなどがあるが、鍵が「キー」ポイントだった!
 
☆☆☆
 
 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:
ついでにクリック・ポン♪。