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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「時をかける少女」(1983):原田知世デビュー作。

時をかける少女」(1983)予告編
 
 
時をかける少女」(1983)を公開から30年の時を経て、”時をかける”fpdが見た。「転校生」を気に入った角川春樹が、大林宣彦監督と組んで、角川がポケットマネー1億5,000万円を投じて、誰が見なくても、原田知世が30歳、40歳、50歳になった時に一人で見ればいいと、原田知世にプレゼントするつもりで作った映画と言われる。ところが映画は大ヒット。大林監督の「尾道三部作」の一つとされる。ほかの2本は「転校生」「さびしんぼう」。
 
この夏、大林監督の最新作「野のなななのか」を見て、「尾道三部作」のことを知り、「転校生」のリメイク(2006)だけ見ているが、まだオリジナルの「転校生」「さびしんぼう」は未見。
 
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時をかける少女」は、主題曲を原田知世が歌って当時大ヒット。
時をかける少女」は、4度映画化され、テレビドラマも4回、製作されるほど人気があるSFファンタジー
 
見る前にイメージしていたのは、タイムスリップして、過去に戻るといった内容かと思ったがかなり違っていた。普通の女子中学3年生が、あるきっかけで、現実を1日早く体験してしまうという、”デジャブ感”(これは前に体験したことがあると感じる感覚)、あるいはタイム・リープ(意識内時間移動現象:明日は昨日という感覚)を体験するという話である。
 
未来の2660年からやって来た若者との関わりで、タイム・リープを知る主人公の中学3年生の少女・芳山和子原田知世)は、同級生の深町一夫や浅倉吾朗と一緒に理科室の掃除を行っていた時に、実験室でラベンダーの香りを嗅いで意識を失う。
 
その3日後、和子の周囲にはいくつかの事件が起こる。深夜に起こった地震により、吾朗の隣の家が火事になる。そして、その翌日に吾朗と共に交通事故に巻き込まれそうになった瞬間、和子は前日の朝に時間を遡行する。
 
 
もう1度同じ1日を繰り返した和子は、一夫と吾朗にこの奇妙な体験を打ち明ける。最初は信じなかった2人も、和子が地震と火事を予言した事で、和子の話を受け入れる。3人の話を聞いた理科の担任である福島先生は、和子の能力はテレポーテーションタイム・リープと呼ばれるものであることを説明し、事件の真相を知るためには、4日前の理科室に戻らなければならないことを指摘する(Wikiより)。
 
当時としては斬新な映像が随所に見られる。
画面が中央部だけカラーで、周りはモノクロだったり、背景と人物を自在に組み合わせたり・・・。教師役の岸部一徳は、30数年前で、さすがに若いが声は変わらなかった。
 

映画のラストシーンで、物語とは別に、カメラに向かって微笑みながら原田知世が歌いだす。周りの人達も、明るくなる。ストーリー自体は、あまりインパクトはないが、楚々とした原田知世のスター誕生といったところが人気となったのかもしれない。
  
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