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<span itemprop="headline">女優:水野真紀 (ドラマ「紙の月」)”きれいなお姉さん”返上の”ドケチ主婦”)</span>


水野真紀
といえば、かつて初代「きれいなお姉さんは好きですか」のCMでブレイクし、20年前当時は「お嫁さんにしたい女優No.1」だった。ちなみに、初代「お嫁さんにしたい女優No.1」は竹下景子だった。
 
水野真紀は、映画の出演本数は少ないがドラマ出演は多い。
そのキュートなほんわか系のルックスで、とくに中年男のファンは多いようだ。井川遥とともに、好きなタイプではあった(過去形)。
 
先日、見逃していたNHKドラマ「紙の月」(今年1月全5話完結で放送)にでていた水野真紀のケチケチ(本人は倹約・節約という)ぶりが半端ではなく、凄まじかった。しかし、そうしたことが仇になりのちに事件を起こすことになる。
 
銀行員パート主婦で1億円もの横領に走る主人公・梅澤梨花原田知世) の高校時代の友人・岡崎木綿子役だったが、この岡崎という夫と一人娘を持つ主婦の度を越えた節約ぶりは、あらゆる場面で見られた。
 
風呂を沸かすことはめったにない。
夫が仕事から帰ると、”シャワーで5分”を強要する。「またシャワーか」と小声で呟く夫。お風呂の水道料よりも”シャワー5分X3人”の方が安いと説明する。
 
高校の同窓会に参加すると、ほかの同窓生が歓談している時に、家から持参した大きな容器二つに、残った料理を当たり前のようにせっせと詰め込む。
 
ファミレスでも同様に、残り物を容器に入れて持ち帰る。
スーパーでは、幼稚園の娘と一緒に「タイム・サービス」の時間を待ち、年越しのカウントダウンのように、「10,9、8・・・」と一緒に数える。時間になると、安くなった食材をカゴに詰め込む。そんな様子を、娘の仲間2人が見ているのだ。
 
同級生がピアノをはじめたからと、母にせがんでも、「他人がやっているから、ではだめ」と断られたり、ほかの子供が買ったお揃いのおもちゃも、買ってもらえない。

娘は、夕食の時に、会社から戻った父親に、毎回「きょうの御飯は一人いくらでしょう?」と聞くのだ。「100円か?」「残念、80円」などという会話が続く。
 
夫の小遣いは月10,000円。
ところが、夫がシャワーを浴びている時に、たまたまハンガーに上着をかけようとして、ポケットのハンカチを取り出そうとしたら、レストランの飲食代の「22,000円」のレシートが出てきたのだ・・・。
 
ある日、夫に「小遣いは足りてる?」とさりげなく聞く妻・木綿子。
「いやあ、やりくりが大変だよ」とかわすが、木綿子は、「どこかに隠し財産があったりして・・・。若い女性にごちそうしたりとか」と探るように周りから攻めていく・・・。
 
そのレシートには、愛人の誕生日の4桁の暗証番号が書かれていた。
 
そんな時、事件が・・・。
娘が、コンビニで万引きしたというのだ。
友だちがもっていたおもちゃだった。平謝りの木綿子。
 
木綿子は、高校の友人・中条亜紀(西田尚美)からも言われていた。
「同窓会の時に、パックの箱を持って来て持ち帰ったでしょう。やりすぎじゃない?」と。「そんなことはない。倹約よ。家族のいないあなたにはわからない。将来のためなのよ」と語っていたのだが。その友人・亜紀は、買い物依存性が原因で離婚し、娘を捨て、滅多に会えないでいたのだった。
 
主人公の銀行員は、横領という犯罪に染まり、止まることができない状況に追い込まれていったが、その女友達二人も、それぞれに問題を抱えていた状況が描かれていた。
 
・・・
果たして11月15日公開の映画版「紙の月」は、銀行員に扮する宮沢りえそれを取り巻くまわりの人物にも興味が湧くのだ。
 
先日参加した「東京国際映画祭」で、ツイッターによる入場者参加型のトークショーで、「映画”紙の月”を見ましたよ。宮沢りえもすごかったですが、脇役陣も素晴らしかった。」というつぶやきもあった。ますます期待できそうだ。
 
 映画「紙の月」予告編 (何十回も見ているといよいよみたくなる?)
 
 
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