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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(2010)</span>


 
 
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」(2010)は、今や若手注目株の一人、染谷将太大政絢(おおまさ・あや)が出演しているのでみた。原作が「みーまー」と呼ばれるアニメで、累計100万部突破の人気があるといえども、バイオレンス、猟奇的なシーンが多く、ストーリー自体もなじめず、期待外れだった。
 
「名作」でなく、迷作に進路だった。
 
主人公のみーくん(染谷)が、観客に向かって「嘘だけど」というシーンが多く登場するが、茶化しているようで、映画を薄っぺらくしている印象だ。肯定的な評価は限りなくゼロに近い。
 

 
鈴木京香田畑智子といった実力派女優も出演しているが、どうも生かされていない。
 
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かつて誘拐監禁事件の被害に遭った幼なじみの男女(染谷将太大政絢の、どこか壊れた愛情をシニカルにつづっている。
 
ある日、みーくん(染谷将太)は暴力的でわがままだけれど、かわいくて憎めない幼なじみのまーちゃん(大政絢)と再会する。
 
二人は10年前に起きた誘拐監禁事件の被害者同士で、いまだに心に癒えない深いキズを抱えていた。不気味な連続殺人事件が世間を騒がせている中、精神科医鈴木京香)のもとを訪れたみーくんの前に刑事(田畑智子)が姿を現す。
 
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誘拐監禁事件の犯人が、子供にナイフを持たせて、もう一人の子供を殺させようとする異常性など、目に余る光景で、ぞっとする。
 
映画といっても、何を描いても自由ということはなく、こんな映像を見せて、なにかプラスになることでもあるのかと疑う。途中で見るのをやめようかと思ったが、作り手は、映画製作の動機、メッセージがあるはずと思い最後まで見たが・・・。
 
高校のサイコ教師が生徒を皆殺しにしようとする「悪の教典」もしかりだった。
 
大政絢という女優は、この映画の撮影当時19歳だが、目鼻立ちがはっきりしていて一見柴咲コウのようなルックスで、将来が期待される女優といえそうだ。女優が注目され、売り出すきっかけとしては、インパクトのある作品で主演させるということか。
 
嘘つきみーくんと~」は、これまで見た数多くの映画の中で「最後から二番目」にランクされるブービーともいえる映画だった。
 

最低映画は「ムービー43」(2013、アメリカ映画)である。
この映画には、だまされたのかヒュー・ジャックマン、ケイト・ウインスレット、ハル・ベリーナオミ・ワッツリチャード・ギアなどそうそうたる女優、俳優が出演しているが、全員が出たことを後悔したという最低の下品極まりない映画だった。
 
キャッチ・コピーが「豪華オールスターを無駄使い!」というから、確信犯だ。
 
 
 
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