昨年11月に公開され、見逃していた「ルームメイト」を見た。
このところ”旬”な女優である北川景子が主演しているので。
まずタイトルにだまされた、だった（笑）。
次に、キャッチコピー「女の素顔は恐ろしい」にもだまされた、だった。
そして、ラストにもだまされた、だった。
「シックス・センス」に騙された感覚に似ているかもしれない。
”ルーム・シェア”というのは外国などではごく一般的で、ルームシェアの相手には干渉しないで、家賃負担を抑えるのが目的だ。たいていが同性同士だが、なかには異性でシェアというのも聞いたことがある。同棲とは違うものだ。その辺は理解に苦しむ。
この映画の「ルームメイト」は、入院中の患者と女医の二人の女性が、気心も知れ、患者の退院後にルームシェアしようということになり、共同生活が始まるのだが・・・。
当初の予想では、どちらかが、打算か何かの利用を考えて、本性を現して、二人の関係がこじれていくのだろう、くらいに思っていた。
しかし、そんな生易しいものではなかった。
すべての予想を裏切る、ホラーであり、サイコ・サスペンスであり、”多重人格”者の話であり、さらに・・・があったのだから。
ラストに行くまでには、「あれ？」と思うような小さな伏線がある。
どれが真実で、どれが妄想なのか混乱するほどだ。
”２人の”女の確執と争い、くらいだろうとなめてかかると、あっと驚く結末に唖然とする。
・・・
北川景子は、映画では「間宮兄弟」「ハンサム★スーツ」「死刑台のエレベーター」「瞬 またたき」「ジャッジ！」などを見たが、この中では、交通事故にあう「瞬 またたき」が印象に残る。ドラマでは、昨年秋に放送された「独身貴族」が良かった。「謎解き・ディナー」は、いつか見る機会があれば・・・（のちに鑑賞）。映画「HERO」もいい。
以前、知り合いに映画は何が好きかと聞いたら、”ヤッターマン”が好きで、何回も見ているという50歳近いオタクのような人間がいたので驚いたことがある（笑）。
「ルームメイト」は、ホラー映画。
ホラー・ファンにはおすすめ。
★★
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