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<span itemprop="headline">ドラマ「TEAM─警視庁特別犯罪捜査本部」(第8話):来週最終回。</span>

「TEAM─警視庁特別犯罪捜査本部」は、早いもので来週の9話が最終回。
 
一話完結で、殺人の捜査本部が設置されると、その本部の指揮系統の責任者になるのが、警視庁捜査一課にわずか10人ほどしかいないエリート中のエリートである「管理官」。このドラマの見どころは管理官の鋭い洞察と事件解決のプロセス。
 
多くの刑事もの、警察もののドラマがあるが、管理官にスポットが当てられたのは少ない。「TEAM」の管理官・佐久晋吾(あだ名はさくしん)を演じているのが小澤征悦
(おざわゆきよし)。言うまでもなく父は世界的指揮者の小澤征爾。母は元モデルで女優の入江美樹(父はロシア人)。
 

それはともかく、「TEAM」の小澤征悦は、
最年少でエリート中のエリート・管理官というポストに就きながら、それ以上の昇進には一切興味を示さない現場主義者の佐久晋吾を妥協を許さぬ鋭い視点で、解決に向かう管理官を好演している。
 
昨日の第8話では、打ちきりとなった殺人事件に疑問が上がり、再捜査になったが、前回の資料をすべて破棄することから始めるのだ。不要な資料は先入観になり捜査の妨げになると考えるからだ。予断を排し、捜査員は「駒」であると位置づけ、「役に立たない駒はいらない」と自分の命令どうりに動くことを求める。
 
寡黙で言動に一切無駄がなく、強引な捜査も厭わない。その強引な捜査が、時として容疑者や事件関係者、所轄の捜査員たちとの衝突を生む。
政治家や役人、第8話では、経済産業省が、国益重視から圧力をかけてきても、それを突っぱねる信念を持っている。周囲から“策士”の意味を込めて“さくしん”と呼ばれている。そんな佐久が、いたるところに罠と策を張り巡らし、時には被害者や仲間たちまでをも裏切りながら、正義を守るため犯人を追い詰めていくところが小気味いい。
警視庁の刑事部・谷中部長(西田敏行)は、佐久管理官を利用するだけ利用して、自身の出世を考えている野心家で、佐久管理付き運転手として、自分の息のかかった屋敷巡査長を張り付けて、佐久管理官の動向を逐一方向させている。
 
屋敷巡査長は、佐久管理官の言動などをつぶさに見ているが、谷中部長から命ぜられたスパイのような役割に疑問を感じ始めているようなそぶりが感じられる。
 
音楽も、主人公が佐久だからというわけではないだろうが、”さっ、さっ、さっ”と印象に残る音楽だ。
 
次週の最終回は、どのようなエンディングとなるのか注目したい。
 
 
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