新宿ミラノと丸の内ルーブルが年内閉館、近隣のシネコン出店による観客減少などに起因
東京・新宿の映画館・新宿ミラノ1、新宿ミラノ2、新宿ミラノ3、シネマスクエアとうきゅうと、有楽町の丸の内ルーブルが年内に閉館することがわかった。
新宿ミラノ1、新宿ミラノ2、新宿ミラノ3、シネマスクエアとうきゅうは、入居するビル・新宿TOKYU MILANO内の直営事業所閉鎖に伴って12月31日に閉館予定。
新宿ミラノ1、新宿ミラノ2、新宿ミラノ3、シネマスクエアとうきゅうは、入居するビル・新宿TOKYU MILANO内の直営事業所閉鎖に伴って12月31日に閉館予定。
閉館する新宿ミラノ座
近年相次ぐ近隣のシネマコンプレックス(シネコン)出店による観客動員の減少と、建物の老朽化から閉館の決定に至ったという。
2005年から3年間にわたり、日本の映画館では初となるネーミングライツの導入を行うなど、様々な試みを続けてきた。今回の閉館は、建物の賃貸契約期間満了によるもの。
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かつては、新宿ミラノがある新宿歌舞伎町の広場は、7-8館の映画館で囲まれていた。2008年に新宿コマ劇場の取り壊しとともに隣の「新宿プラザ」が閉館したのをはじめ、3本立ての映画館や、名画座も姿を消した。唯一、新宿ミラノの一角に計4つのスクリーンがあったが、閉鎖することになり、歌舞伎町が一気に映画から遠のくことになった。
WALD9というシネコンが10年くらい前にできて、映画の観客の流れが変わった。
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東京では最大サイズのスクリーンを誇った新宿プラザがオープンしたのは1969年12月で、オープニングの映画は「ウエスタン」でこれは見に行った。ヘンリー・フォンダが悪役で、父を殺された復讐の鬼と化すハーモニカ男をチャールズ・ブロンソンが演じた。紅一点でクラウディア・カルディナーレが出演。それも40年の幕を下ろして数年以上が立つ。新宿ミラノも、ずいぶんと見に行ったが、映画館がなくなるのは時代の流れとはいえ、寂しいものだ。
シネコンは、画面サイズがかなり小さくなり、スクリーンの大量販売のようなもので、
閉館となったテアトル東京や新宿プラザのような度胆をぬく圧倒的なスクリーンサイズの映画館がひとつやふたつあってもいいのだが・・・。
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