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<span itemprop="headline">ドラマ:「花咲舞が黙ってない」(第2話)</span>

 

 
ドラマ「花咲舞が黙ってない」は、第2話。
女・半沢直樹”として、銀行の「臨店」部門の女性行員とその上司の二人で、問題のある銀行支店に出向いて、改善を促すというものだが、半沢の一歩も引かない猪突猛進のキレには欠けるが、花咲舞の人間的なキャラは、杏の演技により伝わってくる。
 
”黙っていない”性格で、上から目線で、行内では臨店部門を閑職とバカにした態度でふんぞり返っている支店長の態度に物申す、という態度に出ようとすると、舞の上司が、舞の足を踏みつけて、制止する。その時の、「痛っ」という花咲の顔がおかしい。

 
第2話は、結婚相談所が舞台。
東京第一銀行・青山支店が融資をしている結婚相談所「グランマリッジ」の女性会員たちから入会以来、会員の誰も相手を紹介してもらっていないという抗議文が送られてくる。
 
調査を命じられた花咲舞(と相馬(上川隆也)は、融資を担当した杉下(田中圭)と共に「グランマリッジ」へ向かうが、会社はもぬけの殻だった・・・という展開。
 
結婚相談所に登録されている女性会員は、青山支店に口座があり、500万円以上の預金を持つ未婚の預金者で、このリストを青山支店長が相談所に売り渡していたのだった。相談所の社長は雲隠れ、5,000万円もの融資の責任を一担当者に押し付け、責任を取らせようとする支店長だったが・・・。花咲舞が、黙っていなかった!
 
ドラマは、1話完結で進むが、銀行は、失敗(バッテン)は部下の責任、手柄は上司のもの、という独特の論理の世界があり、それはおかしいと「正論」で挑む花咲舞だが、銀行の次期頭取を狙う派閥の長などは、臨店ごときが、動き回っているのを快く思わない。
 

生瀬勝久
が、曲者の常務を演じていて、自身の出世に妨げとなるような人間は、切っていく。その常務のイエスマンをいかにも小心者の雰囲気の甲本雅裕が演じている。
 
花咲舞の家は、小料理屋で、小さい頃母がなくなり、父親(大杉漣)が切り盛りしている。父親は、舞の上司の上川隆也を舞の恋人と勘
違いしたり、よき話し相手になったりと、舞の仕事以外の親子関係などの私生活の部分も描かれているのも見どころだ。
 
舞のイメージは杏にピッタリで、極めて保守的な銀行という組織にいることから、異端児扱いされているが、実は常識的で正論の人。美人で仕事が出来ることから、上司には煙たがられるものの、テラーや顧客からは好かれている。「ごちそうさん」に続いて、杏の舞のキャラは、コミカルな面も出て、なかなかいい。
 
・・・
第2話の平均視聴率は、第1回の17.2%からやや下がって14.7%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)とやや下降したのが気になる。
 
 
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