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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">女優:北川景子(「ジャッジ!」の妻夫木への”蹴り”&”ビンタ”が圧巻!)</span>


 

映画「ジャッジ!」における北川景子の”偽夫婦”の夫へのキックボクサー並みの「蹴り」は絵になるほどのインパクトがあった。外国の晴れやかなイベントでは、男が一人で参加するのは「ゲイ」とみられるといわれ、「それは困った」ということで、にわかに同僚の女性社員(たまたま苗字の発音が同じ)と出張することになったのだ。
 
ダメ社員のお供などまっぴらと思った大田(北川景子)だったが、競馬など無類のギャンブル好きで、出張先サンタモニカの近くにラスベガスがあるというのが動機で、偽夫婦役を引き受けたのだ。
 

 
 
 
”オオタ夫妻”用にホテル側では、夫婦なので同室を確保。
大田ひかり(北川景子)は仕方なく、”夫”太田喜一郎とベッドの間にカーテンの壁(「絶対に覗くな!」と紙を貼って)を作るのだが、夜、喜一郎がホテルの別の女(広告代理店のトップクリエイター・木沢はるか:鈴木京香)の部屋から出てきたのを見て、「このエロがっぱ!」と北川のキックがお見舞いされるのである。
 

 
北川のイメージは、凛としてクールだが、飛び蹴りには、なぜか感動
すら覚えてしまう。「小林少女」の柴咲コウや「チャーリーズ・エンジェル」のキャメロン・ディアスのカンフーアクションではないのだから(笑)。
 
・・・
北川景子は映画デビュー作「間宮兄弟」(2006)を見たときは、女子高校生役で、沢尻エリカの妹役だった。北川景子沢尻エリカは同い年(1986年生まれ)だが、沢尻のほうがデビューはやや早く、沢尻は「バッチギ!」(2005)などですでに知られていたので、それほど目立たなかった。
 
北川景子は「ハンサム★スーツ」(2008)になると、その清楚で初々しさ(当時22歳)が印象的だった。「死刑台のエレベーター」(2010)では、主演は吉瀬美智子(フランス・オリジナル版のジャンヌ・モローの役)で、北川景子は、美容師で交番勤務の警官(玉山鉄二)の恋人役だった。
 

北川の魅力があふれていたのが、後に見た「瞬 またたき
(2010)で、ひたむきさがよかった。2013年はドラマからの映画化「謎解きはディナーの後で」「ルームメイト」があった。未見だったが、後にどちらも見た。
 
昨年秋のドラマの「独身貴族」では、脚本家の卵で、等身大の女性を演じて魅力的で、一気にファンになったのである(笑)。
 
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ところで「ジャッジ!」主演二人(妻夫木聡北川景子)へのインタビュー記事があった。一部は以下の通り。俳優・女優は、役作りのために、実際の業界の世界を取材したり、情報を収集したり”勉強”して取り組んでいることがわかる。
 
Q:妻夫木さんが時間をかけた役づくりというのは?


妻夫木:
今回のキャラクターの場合、役づくりをし過ぎてもただのバカになりそうで(笑)、すごく時間をかけたという訳ではないんです。ただ「やっておけばよかった」と後悔するのがイヤなので、実際のCMの制作現場にお邪魔しました。脚本を担当した澤本さんと仲がいいので、お願いして電通に行かせてもらったり、本当のCMの仮編集に立ち合わせてもらったり。仮編集の現場では、必死にメモを取りながら勉強しましたね。


北川:わたしは初めて監督とお会いしたときに、「この作品はコメディーではなく、普通のヒューマンドラマ。結果として笑えればそれでいい」と言われました。だからわたしは関西出身ですけど、笑いを取りに行くのではなく、ひかりとして自然にやってほしいと。現場でも、「もうちょっと抑えて」とか「もっとクールにあしらって」とか、引き算のお芝居を求められましたね。ひかりはギャンブルが好きで仕事熱心じゃないけど、集中力があってすごく優秀。いかに頭脳明晰(めいせき)に見せるか、監督が集めたい素材を確かに提供できるかという、難しい現場でした。


妻夫木:ひかりは、太田に対する距離を徐々に埋めていかなきゃいけない。だから景子ちゃんは、すごく繊細な芝居を要求されたと思うんです。現場で監督にずっと「抑えて」と言われ続けて、その指示に応えながらも距離感をしっかり表現できていた景子ちゃんは、素晴らしいなと思いました。

http://movies.c.yimg.jp/movies/pict/interview/20140109001/2014010900104.jpg
■監督のS度が全開!?


Q:「エロガッパ」と言いつつ妻夫木さんに蹴りを入れる、北川さんのハイキックも素晴らしかったですね。


妻夫木:うちの関係者も言っていたよ。「景子ちゃん、すごくきれいに脚が上がっていたね」って。


北川:カメラ位置を考えたら、やっぱり高く上げないとね。


妻夫木:景子ちゃん、あの手のシーンで「もっと狂暴にやってくれ」って毎回、監督に言われていたよね? でも優しい人だから、俺の両頬をバチンとたたくシーンでも思いっきりやってくれなくて、結局、俺は何回もたたかれるハメになりました。


北川:アハハハ。


妻夫木:一番キツいパターンになって、「思いっきりやってくれ、一発でキメてくれっ!」と心の中で叫んでました。最後はいい感じにバシッときましたけど。キックもテストのときには、結構ソフトに押し出す感じだったよね。


北川:実際にはビンタしていないんだけど、思い切りやっているように見せる撮り方もあるでしょう? でも監督は、実際に当てないといけない位置からカメラを回させる。あれはイジメに近いよね(笑)。


妻夫木:しかも引きの画(え)だから、大きく動かないとわからない。


北川:監督はつくづくSだな、と思いました。


妻夫木:ああいうシーンのときだけ、妙にイキイキしていたよね。いつもは「抑えて抑えて」と言うのに、ここぞとばかり「もっともっと」って要求してくる。


北川:そうそう。「もっとですか?」と何度聞き返したことか(笑)。思い切りやるまで終わらないなと、悟りました。
(以下、省略)
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