京都大学生の主人公がたまたま入部したサークルで“ホルモー”なる謎の競技に出会い、京都の大学との間で対抗戦を繰り広げる。大学の普通のサークルと思って入ったが、そこでは独特の1,000年の歴史があるという神事に基づいた闘いなどがあり、”オニ語”と呼ばれる”ゲロンチョリー(潰せ)”など奇妙な独特の言葉や掛け声が登場するなど、普通でない世界があった。
万城目学という作家は、ありえないというような世界を描いているが、「プリンセス・トヨトミ」にしても、もしかしたらと思わせてしまうところはすごい。
メガネは栗山千明
監督は「犬と私の10の約束」の本木克英。
主演の山田孝之のほか、浜田岳、栗山千明、芦名星、石田卓也などフレッシュかつ実力もあるキャストが集結したが、どたばたの割に盛り上がりに欠ける。陰陽道に代表される、京都ならではの独特な雰囲気をオール京都ロケと、最先端VFXで映像化したビジュアルが見どころ。
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鴨川のせせらぎが美しくも穏やかな五月の京都――。
二浪してようやく京大生となった安倍(山田孝之)は、同じ新入生である日本オタクの帰国子女・高村(濱田岳)と葵祭のアルバイトの帰り、三回生の菅原(荒川良々)から「京大青竜会」という怪しげなサークルの新歓コンパに誘われる。入会する気など更々なく、「ただ飯」にありつく目的でコンパに参加した安倍と高村。
二浪してようやく京大生となった安倍(山田孝之)は、同じ新入生である日本オタクの帰国子女・高村(濱田岳)と葵祭のアルバイトの帰り、三回生の菅原(荒川良々)から「京大青竜会」という怪しげなサークルの新歓コンパに誘われる。入会する気など更々なく、「ただ飯」にありつく目的でコンパに参加した安倍と高村。
しかし安倍は、その席で「美しい鼻筋」を持つ早良京子(芦名星)に一目惚れし、彼女に近づきたい一心で、思わず入会してしまう。
青竜会に入会したのは、安倍、高村、早良の他に、大木凡人似のオタク系メガネ女子・楠木ふみ(栗山千明)、超高圧的で仕切り屋の芦屋(石田卓也)、見分けのつかない気弱な双子の三好兄弟(斉藤祥太、斉藤慶太)など、一風変わった個性的なキャラの持ち主ばかり。当初はただのレジャーサークルと思われた青竜会だったが・・・(Googleより)。
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「鴨川ホルモー」というタイトルがわかりにくい。ホルモンでは?と間違われるようだ。確かに。「ホルモー」という奇怪な儀式や、オニ軍団が不気味。