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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「海底2万マイル」(1954)カーク・ダグラス主演。

 
海底2万マイル」(1954)はウォールト・ディスニーが映画化した作品。
 
深海の撮影が驚きの映像で、巨大イカとの格闘などは、60年近く前に撮影されたとは思えない迫力がある。ネモ艦長(ジェームス・メイスン)は、人間社会の争いに嫌気がさして、海底こそ安住できるという考えの持ち主。魚型の潜水艦を作ったり、潜水艦を動かす強力なエネルギーを開発していた。そのエネルギーを狙ってくる船を潜水艦によって撃退していたのだった。地上では、潜水艦とは思わず、怪物と思い込んでいた。
 
ネモ艦長は、このエネルギーは、将来的には平和利用されるべきだと言い残して死んでいく。何か、今日のエネルギー事情を暗示しているようでもある。
 
              「海底2万マイル」予告編
 
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1866年から68年、世界各地の海で怪事件が次々と起った。
航行中の船が、”怪物”に襲われ沈没する。
 
米国政府は調査艦の派遣を決定し、海洋学者アロナクス教授(ポール・ルーカス)と助手コンセイユ(ピータ・ローレ)も調査団に加わった。また銛(もり)打ちの名手ネッド(カーク・ダグラス)も、怪物を仕止めんと乗艦していた。
 
3カ月の調査が続いたが、怪物は現われなかった。
一同が帰国を決意した夜、艦は怪物の体当りで沈没した。博士、コンセイユ、ネッドの3人は漂流の末、巨大な潜水艦に辿りついた。
 

  
怪物の正体は潜水艦だった。怪潜水艦の囚人となった3人は海底の旅はこうして始まった。艦長の名はネモ(ジェイムス・メイスン)、艦の名はノーチラスといった。
 
乗組員の食事はすべて海の産物だった。或る時、3人は海底散歩に招待された。
沈没船の財宝に、ネモは目もくれない。彼は電気銃でフカを1発で仕止めた。
 
海底の旅は続いた。ノーチラスは突然浮上し、ネモは博士を或る島に案内した。
大勢の囚人が苦しい労役に服していた。国の権力に逆らった奴隷達は昔のネモの姿でもあったのだ。
 
地上の権力へのネモの憎しみ、その理由が博士にも理解出来た。
 
その夜、艦は島を出帆し、火薬船を撃沈した。艦は根拠地へ向った。
脱出の機会を覗うネッドは、指令室の海図を盗み見て、根拠地の位置を書いた紙片を瓶に封入し、海中に投じた。根拠地への途中、艦は座礁した。
 
上陸を許されたネッドは、孤島に上陸し脱出をはかったが、島には人喰人種がいた。逃げるネッドを追って、原住民は艦に来襲した。ネモは艦に電流を流して撃退した。
 
その夜、1隻の戦艦がノーチラスを発見し砲火をあびせたので、艦は浸水、沈下した。苦斗数分、やっと機能を取り戻したが、次の危険が待っていた。
 
イカとの戦いでネモは、イカの脚に巻かれて危くなったが、ネッドは銛でイカを倒してネモを救った。艦は根拠地へ着いたが、島は各国軍隊によって包囲されていた。
 
ネモは島の動力の秘密が知れるのを恐れ、単身島を爆破せんと上陸したが、全身に重傷を負った。ノーチラスは再び海へ出た。自分の命が長くないことを悟ったネモは、艦を沈める決心をした。
 
博士等3人が艦を脱出した時、島はキノコ型の噴煙をあげて爆発した(以上、
Movie Walkerより)。
 
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海底2万マイル」は、ギドラキュラさんのプレゼント企画で以前にゲットしたDVDの1本だったが、ようやく見ることができた。
 
潜水艦の中には、財宝などがたくさん積まれていたが、金品など物欲が強く、ギター好きで陽気なネッド(カーク・ダグラス)、怪物の正体、秘密の動力の真実のみに関心がある教授(ポール・ルーカス)、地上を異常に嫌悪するが、読書家で紳士的でもあるネモ艦長(ジェームス・メイスン)などのそれぞれの異なる目的や性格を対比して描いているのも見どころ。
 
今見ても、現在の「パイレーツ・オブ・カリビアン」並みの迫力がある。
 
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