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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「華麗なる詐欺師たち」(2000、NINE QUEENS)

 
アルゼンチン映画の「瞳の奥の秘密」を見たばかりだが、同じアルゼンチン映画華麗なる詐欺師たち」(2000年、原題:NINE QUEENS)を見た。
 
NINE QUEENS」は、以前にブログ友のguchさんから送られていたのだが、英語版で字幕なしかと思い、いつか見ようと放置していた。
 
瞳の奥の秘密」を書いたときに、この映画の主演のアルゼンチン俳優・リカルド・ダリンが「NINE QUEENS」にも主演しているとguchさんのコメントがあったので、早速・・・。
 
 
詐欺師の話というと「スティング」(1973)を思い出すが、「華麗なる詐欺師たち
(NINE QUEENS」もまさに、騙し、騙されるという「コンゲーム」の話。オリジナルのスペイン語版で、英語の字幕付きだった。
 
英語の字幕付きはあまり見たことはないが、英語吹き替え版よりははるかにわかりやすい。
 ・・・
人はよさそうだが、間延びしたような顔の若い男が、コンビニで、店員からトリックで小金をだまし取るところから始まる。そのことが店長に知られ、取り押さえられるところを、近くにいた男が、腰の銃をちらつかせ警察官のIDを見せ、男を引き取る・・・。
 
警察官と思ったのは偽者で、マルコス(リカルド・ダリン)と名乗り、若い男はホワン(ガストン・ポールス)で、ガンもおもちゃだった。2人の男は、早速、グルになって、詐欺の仕事を始めるのだが・・・。
 

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詐欺の内容が、あまりにもちっぽけなものだったが、やがて大きな儲けの仕事にぶち当たる。「NINE QUEENS」とよばれる、コレクターにとってはレアで高額とみられる切手セットの本物そっくりの偽物をコレクターに売りつけようと計画。その偽物は、二人乗りのバイクにより鞄を奪われ、海に放り投げられてしまう。
 
その後、本物の切手セットを、交渉して売値としてもくろむ約半額で買い取り、それをコレクターに売ったのだが、支払いとして受け取ったのは小切手だった。しかも、その小切手を扱う銀行がつぶれようとしていて、債権者で窓口はごった返している始末。
 
・・・
マルコスの妹、ホワンの弟、その他さまざまな人物があらわれ、すったもんだがあるのだが、これらには、すべて裏があって、マルコスだけが、まんまと騙されてしまったのだった。
 
そして、最後に笑ったのは・・・という大どんでん返しがあった。
しかもその人物のまわりには、あっと驚く人物たちがいた!
 
少々、でき過ぎの感もある。
「テキサスの五人の仲間」にも似た幕切れだった。
 
アルゼンチン映画も、なかなかやるな…と思わせる映画だった。
 
☆☆☆
 
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