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<span itemprop="headline">ドラマ「独身貴族」(第1回)・・・映画業界が舞台!</span>


 
 
きょう10日(木)夜10時から始まったドラマ「独身貴族」(フジテレビ系)が、初回なので、あまり期待しないで見たのだが、これが面白かった。
 
SMAP草剛伊藤英明が父の代からある映画製作会社「キネマ・エトワール」の社長、専務の役で出演。共演には、いま最も旬の女優の一人、北川景子や、ベテラン俳優・津川雅彦らが出演。
 
主人公の優雅な独身貴族ぶりは、元財閥という設定だけあって、豪華そのもので、うらやましいが・・・笑。
 
北川景子は、ドラマの中で青森出身であり、東京に出て脚本家を目指しているが、
これまで16作品を書いてもまったく、映画会社に採用されず、アルバイトのハウスキーピングの仕事をしている。
 
5年で成功しなければ、青森に帰ると母(市毛良枝)と約束をしていて、ちょうど5年たった今、母が「(帰ってこなくても)大丈夫、大丈夫」と電話で言っていたが、そこは娘のカンで、同僚のハウスキーパーに「母の大丈夫は大丈夫ではない」と語り、青森行きの夜行バスに乗るのだが・・・。
 
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ハウスキーピングの仕事をしている大豪邸のDVDの引き出しの中を見て、「(ここに住んでいる人が映画プロデューサーとは知らずに)趣味がいいなあ」と数本のDVDを「アイウエオ順」に戻したのだが、別の日に掃除に来た時に、DVDを見ると、並べ方の順番が直されていたことに気づく。
 
映画に詳しいので、「監督順・年代順」ということを即座に理解する。
 
豪邸の住人が、映画プロデューサーであることを知り、没になった原稿を置いて、それでもかすかな望みを抱いて、青森行きのバスに乗るのだった。
 
そして、大逆転劇で、物語が始まるところで初回の15分拡大が終わった。
 
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ドラマの背景に流れる音楽が、「シャレード」であったり「エデンの東」や「禁じられた遊び」だったりと、映画ファンをにんまりとさせる。
 
このドラマの紹介記事によると、現在、日本では30~34歳男性の未婚率は47%を突破、20代後半女性の未婚率はなんとおよそ60%と、”独身貴族”が増殖中という。彼ら、彼女らは、「結婚できない」のではなく、「結婚よりも大切なもの」があるため、あえて「独身生活を謳歌する」、いわば”貴族”のような存在。
 
このドラマでは、そんな時流をとらえる男女の結婚観をめぐる、壮絶なバトルが展開していくのだという。
 
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ヒロインの北川景子が、いきなり見合いで、男から両親、おじいさんと同居が前提と告げられ、見合いにも、その両親とおじいさんが一緒についてきて、「おいしい手料理を・・・」と言ってきたので幻滅し、「(結婚は)賄い婦か?」と、それくらいなら「一生独身を通す」と逃げ出すのだった。
 
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一方、草演じる星野守も、叔母(デビ夫人)から縁談を進められ、会うだけは合うのだが、相手が一方的に喋りまくるので、父からのアドバイスのあった、相手がうるさくしゃべるときは、「山手線の駅名を心の中で唱えればいい。乗換駅では、”なるほどね”か”そうだね”と相槌を打てばいい」というのがおかしく、それを実践する。
 
fpdは、東京に30年以上住んでいたので、山手線の駅名は、すらすらと言えるが、草も「東京」からスタートし、山手線をひと回りするまでには、女の話が終わると思って、「東京、有楽町、新橋、浜松町、田町、品川、なるほどね、大崎、五反田、目黒、恵比寿、渋谷、そうだね、原宿、代々木、新宿、なるほどね、新大久保、高田馬場、目白、池袋、そうだね、大塚・・・上野、なるほどね御徒町、神田、東京」と東京まで行っても、まだ話が終わらず、今度は内回りで、戻って駅名を心の中でつぶやくのだ。
 
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著名な脚本家(津川雅彦)が10年ぶりの脚本を書き上げるというので、脚本家を信じて期日まで待っていたのだが、脚本が間に合わなければ「切腹もの」と叔母からも映画会社からのプレッシャーに対して、うまくいくのか・・・というのが、初回のあらすじ。
 
テーブルの上にヘルパー(北川景子)が置いていった原稿にいつ気が付くのかとハラハラしてみていたが、脚本の原稿に気づいた星野(草)が原稿を読み、すでにバスに乗っていたヘルパーを電話で呼び戻し、「脚本は最低だが、セリフはいい」ということで、ピンチヒッターとして採用することにして、なんとか映画会社へは取繕って間に合ったのだが・・・。
 
ヘルパーは、1か月間の試用期間の条件で「キネマ・エトワール」に助手として働くことになった。業界の経験がないことから、同僚からは「使えねぇな」と舌打ちされながら新しい仕事が始まることになる。
 
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このドラマ、期待していなかったが、案外、拾い物かも(笑)。
映画関連業界が舞台で、映画のタイトル、監督(リチャード・アッテンボローなど)の名前がポンポンでてくるので、映画ファンにとっては、「キネマの神様」のように面白い。
 
これから、どのような展開になるのか、面白そうなので、しばらく見ることになりそうだ。
 
 
 
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