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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「シャッフル」(2007)</span>


 
 
サンドラ・ブロック主演の「シャッフル」(2007、原題:Premonition=予知)がミステリー・サスペンスというので見た。同名タイトルの2011年の邦画もあり、紛らわしい。
 
サンドラ・ブロックの名前を一躍有名にしたのは「スピード」(1994)だった。
バスの運転手で、バスが一定の速度以下になると爆破するという無線で外にいる犯人から命令されながら運転を続けるサスペンス・アクション映画だった。
 
言葉がやや乱暴な”隣のお姉さん”の雰囲気で親しみやすいキャラで人気を得た。
その後、「ザ・インターネット」「スピード2」「「クラッシュ」などを見たが、あまりパッとしなかった。
 
「シャッフル」のあとの「しあわせの隠れ場所」(2009)は堂々とした貫禄を示して、
アカデミー賞主演女優賞を獲得、その年、”マネーメイキング・スター”のNo.1に輝いた。女優としては、過去のジュリア・ロバーツに次いで二人目という。
 
 
・・・
「シャッフル」とは、順番を入れ替える、混ぜるといった意味だが、映画「シャッフル」は、日常生活の模様がシャッフル(入れ替わって)して描かれるため、現実なのか、夢なのか、わからなくなる。見ている側も混乱する。
 

 
リンダ(サンドラ・ブロック)は家族4人で郊外の一軒家に暮らす平凡な主婦。
ある木曜日、彼女を突然の悲報が襲う。
 
前日、出張先で夫のジム(ジュリアン・マクマホン)が事故死したというのだ。
突然のことに言葉を失うリンダだが、翌日目が覚めると、死んだはずのジムが何事もなかったかのように朝食を取っていた。
 
唖然とするリンダだったが、事故の件は悪い夢だったのかと気を取り直す。
そしてさらにその翌日。喪服に身を包んだ知人たちが集まってくる。
“ジムの葬儀”のためだった。
 
これはいったい・・・。
混乱するリンダに追い討ちをかけるように、見ず知らずのロスという精神科医から処方された精神安定剤が出てきたり、長女の顔に覚えのない傷ができていたり、クレアと名乗る面識のない女性(アンバー・ヴァレッタ)が葬儀に現れたりと、不可解な出来事が次々に起こり始める。

だが、彼女の混乱とは反対に、周囲はその状況に疑問を持っている様子はない。
逆に、心配した母親が精神科医のロス(ピーター・ストーメア)に連絡、リンダは病院で拘束されてしまう。
 
その翌朝、目が覚めたのは病院ではなく自宅のベッド。そして、再びジムが生きて姿を現す。長女の顔の傷も跡形もなく消えていた。病院を訪ねてロスに会うと、リンダに会った事はないと言われる。
 
ジムにはアシスタントのクレアを紹介されるが、当然のように初対面の挨拶を交わす。だが、自宅に戻ると、長女がガラスドアに突っ込んで顔面に傷を負っていた・・・。
 
状況を整理するために、カレンダーと全ての出来事を照らし合わせていくリンダ。
やがて浮かび上がってきたのは驚愕の事実。ジムの死を知らされた木曜日を境に、木、月、土、火と、カレンダーとは異なる順番で毎日が訪れていたのだ。
 
その謎を解くために行動する彼女の前に、新たな真実が次々と明らかになってくる。やがて、ジムが死んだ日であり、全ての始まりとなった水曜日がやってくる.
(HPより)。
 
・・・
並び替えられた1週間というアイディアは面白いが、混乱に陥れる作り方は、ややわかりにくい。予測できない不可解な出来事が次々に起こり、ミステリー特有の先が読めない面白さはある。
 
アメリカではヒットしたというが、日本ではあまり受けないようなタイプの映画か。
音楽は、サスペンスを盛り上げる効果を高めている。
 
★★
 
 
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