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- 「ワン・ディ」(2012)は、サブタイトルが「23年のラブ・ストーリー」。
- 大学卒業の日からの23年間の男女の絆を、「7月15日」だけを切り取って描写している。23回の「7月15日」だけを描いているのがユニークといえばユニーク。
長い間の男女の友情という点ではロマ・コメの今やクラシック映画となっている「恋人たちの予感」(1989)のようなイメージか。「ワン・ディ」はお互いにそれぞれ結婚してしまうが、どうしても忘れられない相手がいる…というのがベタだが。「ワン・ディ」というよりも”アン・ディ”と思えるような、アン・ハサウエィの存在感が際立っていた。 - 愛する気持ちを心に秘めていたエマだったが、ある年の7月15日にデクスターからほかの女性と結婚することを打ち明けられる。そして、何年にもわたる2人の恋の行方を左右する7月15日が訪れる。
- 女性にもてるぼんぼんのデクスターと、ガリ勉タイプで密かに彼に憧れていたエマとのあいだには明らかに温度差があった。だが親友になることを決めたふたりは以後、たとえ住む世界や国が違っても連絡を取り合い、それは徐々にかけがえのない絆となる。
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- 「幸せになるためのイタリア語講座」や「17歳の肖像」などのロネ・シェルフィグ監督。
- 公開当時のキャッチコピーは、「ロンドン、パリ --- 誰も見たことのない愛の物語は衝撃と涙のクライマックスへ」というもの。どんな衝撃があるのか、と思ってみてみた。あっというほどあっけない衝撃があった。
・・・アン・ハサウエイは、結構見ている。「ゲットスマート」(2008)は、テレビの「それいけスマート」の映画版で、諜報部員の役で、007のコメディタッチ版のような映画だった。「アリス・イン・ワンダーランド」(2010)では”白の女王”を演じたが、完全に”赤の女王”を演じたヘレナ・ボナム=カーターには食われたようだ。「レ・ミゼラブル」(2012)では、特訓したという歌と演技で大いに注目され、この映画がおそらく代表作の一本かもしれない。アカデミー賞授賞式の司会もこなすなど、まだ30歳だが、落ち着きもあり、ハリウッド人気女優の一人であることは間違いない。 - 「幸せになるためのイタリア語講座」や「17歳の肖像」などのロネ・シェルフィグ監督。
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