ブライアン・デ・パルマ監督「パッション」(Passion」)予告編
アルフレッド・ヒッチコックに強い影響を受けていることで知られ、作品には、明らかにヒッチコック映画を模したシーンが散見される。
サスペンスの神様、アルフレッド・ヒッチコック(1999-1980)がいなくなりさびしくなったと思った矢先、1980年に発表された「殺しのドレス」では、ヒッチコック並みのサスペンスで、ヒッチコックの後継者として名乗りを上げた。
独特の語り口と独自の映像美学で知られ、世界中の映画ファンがその動向を注視しているデ・パルマ監督の最新作は、女性の権力闘争と殺人事件を描く官能的なサスペンス・スリラー。
強い上昇志向をもち、広告会社の重役へとのぼりつめたクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)と、彼女のアシスタントになった女性イザベル(ノオミ・ラパス)の残酷な争いを描くという。キャッチコピーに「女の敵は、女」とある。女の嫉妬というから怖いに違いない。
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「きみに読む物語」「ミッドナイト・イン・パリ」のレイチェル・マクアダムス(クリスティーン役)、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」「プロメテウス」のスエーデン女優・ノオミ・ラパス(イザベル役)らが、嫉妬が渦巻く世界で熾烈な戦いを繰り広げる。
クリスティーンは、野心を隠さず、狡猾さと大胆な行動で広告会社の重役へと登り詰めた。アシスタントであるイザベルは、当初は憧れを抱いていたクリスティーンの手によって手柄を奪われ、同僚の前で恥辱を受け、彼氏に裏切られたことで殺意が芽生え、遂に復讐を決意する。何やら、”部下の手柄は上司の手柄”の「半沢直樹」に似ていないか(笑)。「ワーキング・ガール」も、女上司が休暇中にその座に居座ってしまう新米女の話だった。
「パッション」は、アシスタントが仕組んだ計画が自分自身が不利になるような矛盾に満ちたものだったというのだが・・・。
これまで数々の作品で謎をもった女性、狂気を宿した女性を魅力的に描いてきたデ・パルマ監督が、得意とするサスペンス・スリラーの世界でどんなドラマを描き出すのか気になる。
出演 :
ポール・アンダーソン
監督 :
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