都内の会社に勤めるOL2年目の芽衣子（宮崎あおい）は、フリーターでバンドマンの恋人、種田（高良健吾）と付き合って6年になる。田舎から上京、大学時代に軽音サークルで知り合った二人は、多摩川沿いにある小さなアパートで一緒に暮らしていた。
毎朝バイトを終えて帰ってくる種田と入れ違うように、満員電車に揺られて出勤する芽衣子。やりがいのない仕事と面倒な人間関係をやり過ごす日々に辟易していた彼女は、辞表を提出する。
久しぶりに、種田がギターとボーカルを担当するバンド“ロッチ”の練習を見に行った芽衣子は、メンバーであるかつてのサークルの仲間たちと会う。今は実家の薬屋を継いでいるドラムのビリー（桐谷健太）。大学に残って2留中の加藤（近藤洋一）。加藤の彼女でしっかり者のアイ（伊藤歩）は芽衣子の親友でもある。
この5人が集まると、芽衣子は大学時代へいつでも戻れると感じていたが、音楽への思いを押さえこんでバイトに励む種田を見て、釈然としない思いも抱えていた。自分と種田の未来はどこへ向かっているのか・・・。
夢が破れ、再びゆるい日常に戻った種田と芽衣子。そしてまもなく、種田は芽衣子に別れを切り出す。散歩に行くと出ていったきり戻らない種田の帰りを待ちながら、芽衣子は種田が書いた曲“ソラニン”の歌詞をなぞっていた・・・。（HPより）
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自分は何者なのか、将来の方向に不安と悩みを抱える青春群像劇だが、いま一つピリッとしない。生きることに対しての真剣さに欠け、どうにかなるさのような安易な生き方などに共感はできない。ギターと音楽だけで生活などできるはずもなく、甘ったれた若者たち・・・という印象だった。
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3年前の映画だが、宮崎あおいが、若々しく笑顔がいい。
映画のためにギターも相当練習したのではないか。
芽衣子（宮崎あおい）は、亡くなった恋人の作った歌を、引き継いで自分が歌うことになるのだが、ギターは初めての挑戦。「ギターは上手下手よりも、格好よく弾くことだ」と教えられる。煙草も吸ったり、ギターを弾いたり、歌ったりと、女優も大変だ。
映画はたんたんとした空気感を描いたのだろうが、ストーリーの起伏もなく、単調で、2時間の映画としては、見るべきところはラストシーンのバンドの演奏くらいだった。
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