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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「グッモーエビアン!」(2012)</span>

 

 
 
久しぶりに、邦画で「当たり」映画を見た。
グッモーエビアン!」(2012)だ。昨年12月に公開された。
ふぁろうさんの紹介した記事などで気になっていた1本だった、
 
麻生久美子が出ているくらいの予備知識ほぼゼロで見たので、予想以上の面白さに、引き込まれた。時に感動的な言葉もちりばめられて、多感な15歳の女子中学生、進路、親子、家族、感情のすれ違いなどてんこ盛りのハート・ウォーミング映画で、主演の麻生久美子大泉洋コンビがさく裂。
 

 
麻生久美子が、この数年の映画の中では、代表作になりそうなクールさと、コメディセンスと存在感を見せている。最近はわき役が多かったが、「グッモー」は本格主演映画だった。「ロック わんこの島」「ガール GIRL」は、いまいちだった。
 
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タイトルの「グッモーエビアン!」は、何のことかと思えば、海外で放浪生活をしているロックバンドの主人公が発する言葉「Good morning, everyone!」の聞こえる響きをカタカナにしたものだった(「水」の種類ではなく・・・笑)。この映画の中学校の先生役を演じる小池栄子は、授業を始める前に「Good morning, everyone!」とあいさつする。
 
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元パンクバンドのギタリストの母親アキ(麻生久美子)とマジメな娘ハツキ(三吉彩花)、そして母親のかつてのバンド仲間ヤグ(大泉洋)という、不思議な3人の家族の姿を描くコメディ。

中学3年生のハツキ(三吉彩花)は、名古屋市内のアパートで母のアキ(麻生久美子)と二人暮らし。以前パンクバンドでギタリストをしていたアキとハツキは友達同士のように仲がいい。桜が満開の頃、1年半前から「世界ツアーにでる」と言って音信不通になっていたヤグ(大泉洋)から葉書が届く。
 
そこにはカンガルーの写真と共に「グッモーエビアン!」と書かれていた。半年後。ハツキが商店街を歩いていると、世界放浪を終えて突然帰国した薄汚い格好のヤグに出会う。
 
その日からアキとハツキ、そしてヤグの騒がしい3人暮らしが復活した。
15年前、ヤグは自分が父親ではないにもかかわらず、ハツキを身ごもっていたアキにプロポーズ。
 
当時アキは17歳、ヤグは中学3年生。やがてハツキが無事に産まれ、3人は一緒に暮らし始める。アキとヤグはバンド活動も続け、籍は入れなくとも3人は家族同然だった。
 
だが2年ぶりの3人暮らしにハツキは戸惑いを隠せない。仕事もせずにその日暮らしをするヤグと、それに対して文句も言わないアキにも理解できなかった。
 
そんな中、ハツキの親友、トモちゃん(能年玲奈)に「あんな人がお父さんだったら毎日楽しそう」と言われ、思わずハツキはキレてしまう。だが翌日、トモちゃんは学校に来なかった。両親が離婚して、母親の実家がある鹿児島へ引っ越してしまったのだ。ハツキが呆然としながら授業を受けていると、突然ヤグが教室に侵入。
 
先生に取り押さえられながら「ハッちゃん、『さよなら』と『ありがとう』は、言える時に言わなダメ!」と叫ぶヤグの声にハツキは教室から駆け出してトモちゃんの見送りに向かう。
 
ヤグのママチャリの荷台に乗って空港を目指すが、トラックと接触事故を起こし、結局トモちゃんの見送りはできなかった。幸い軽い怪我で済んだヤグは、病室に迎えに来たアキに「またバンドがやりたい」と切り出す。
 
ある晩、アキが帰宅すると、待ち受けていたハツキの担任教師、小川(小池栄子)から、ハツキが就職を希望していることを初めて聞かされる。就職をして一人暮らしをするというハツキはどうやら、自分がアキとヤグの暮らしに邪魔な存在だと思っているらしい。
 
家を飛び出し、土手に座っているハツキを見つけたアキは、本当の父親のこと、ヤグが中学卒業後すぐに両親を事故で亡くしていること、ハツキの名付け親がヤグであることを打ち明ける。
 
春。中学を卒業し、パンクテイストのファッションに身を包むハツキとトモちゃんが薄暗いライヴハウスにいた。ステージではヤグが歌い、アキがギターを弾きながらコーラスをしている。
 
MCでヤグは「アキちゃんと結婚します」と宣言、温かい拍手と愛情溢れる野次を贈る観客の中に、少し大人になった笑顔のハツキがいた・・・(MovieWalker)。
 

 

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今や国民的人気の「あまちゃん」の主演、能年玲奈も出演しているが、女子中学三年生役の三吉彩花(みよし・あやか)は、ほとんど知らなかったが(「告白」に出ている)、等身大の中三女子の心情をうまく演じていて驚き。
 
一見、吉高由里子風の芯の強さも感じられる17歳。171センチと長身で、期待女優のひとりと言えそうだ。
 
 
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