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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">音楽(BGM)の効果。</span>

 
音楽あるいはBGM(バックグラウンド・ミュージック)には、いろいろな効果があると考えられるが、たまたまビジネス関連セミナー・プログラムの中で、音楽を専門に研究している人の話を今日聞いてきた。
 
「音」の効果として、おおよそ3つの効果があるというのだ。
 
まず第一に「マスキング効果」というもの。
たとえばレストランやオフィスの中などで、気になる音を消し去る効果。テーブルで隣に座っている人の話し声などは気になるし、自分の話している声もほかに聞こえてしまうので、話しにくい状況があるが、音楽がBGM としてかかっていれば、さほど気にせずに話もできる。

 
二番目に「イメージ効果」。ホテルのエントランスなどで、クラシックがかかっていれば、安心感もあり、落ち着ける。また、店などで、蛍の光の音楽がかかれば、「さあ、帰ろう」と思う。
 
三番目が「コントロール効果」。ランチを外のレストランで食べるビジネスマンは、限られた時間との勝負。そこでアップテンポの音楽があれば早めに食事もできる。店側も回転率をあげられる。夜は、逆にゆったりできるようなスローテンポの曲がいい。        蛍の光」の「哀愁」
 
企業の課題は、生産性、メンタル・ヘルス、コミュニケーションがあるという。
メンタルというのは、最近多く見られる「うつ」などで、そうした問題を抱える会社の割合は何と56.7%もあるという。一方で対策に取り組んでいる企業は33.6%に過ぎないないのだとか。
 
大きな問題となっているのが「コミュニケーション」。
新聞記事で、出社しても「今日、だれとも会話しなかった」という見出しの記事があったように無縁社員が職場で広がっているのだという。同じ部門の人とも一日会話をせずに、話す代わりに「メール」のやり取りだったりと、直接のコミュニケーションが無くなりつつあるというのだ。確かにこれは実感することがある。こうしたことは、音楽によって、職場の雰囲気を変えることができるというのがきょうのプレゼンテーションの骨子だった。
 
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こうした職場環境、社会環境の中で、音楽で何ができるかがテーマだった。アンケートによると、「リラックスできる(癒し効果)」というのが71.3%で圧倒的に大きかったようだ。次いで「気分転換」「まわりの雑音を消す」など。
 
モーツアルト効果」という言葉を初めて聞いた。
人間の自立神経系において、交感神経と副交感神経のバランスが大事ということで、交感神経がアクセルの役割で、副交感神経がブレーキの役割をするという。モーツアルトの音楽は、副交感神経にいい働きをするらしい。延髄に刺激を与え、明るくシンプルなのがよく、心地よい和音を与え、集中力が下がったところに、副交感神経にスイッチが入って、また仕事に集中できるというのだが・・・。
 
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音は副作用のない薬とのこと。
 
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毎月歯医者にチェックで通院しているが、必ずオルゴールのBGMがかかっている。
オルゴール曲が「オペラ座の怪人」だったりする。何も音楽がなかったら、味気ない気もする。映画「孤高のメス」では、手術オペの際に、執刀医師(堤真一)は、都はるみの「あんこ椿は恋の花」をBGMに使っていた(笑)。
 
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会社のオフィスでも、BGMがあれば、落ち着いて、効率よく仕事ができるというのは真実のようだ。
 
 
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