fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">訃報:俳優・長門勇(「三匹の侍」)逝く。81歳。</span>


映画「三匹の侍」予告編
 

 

テレビ時代劇「三匹の侍」の一人だった長門勇(ながと・いさむ)が亡くなった。老衰というが81歳だった。
 
三匹の侍」は、1963年(昭和38年)から1969年(昭和44年)にかけてフジテレビ系列で毎週木曜日20時から2056分に放映された連続テレビ時代劇。リアルタイムで知っている人は一定の年代以上か。
 
三匹の侍」は、ニヒル平幹二朗、正義感の強い丹波哲郎、ひげもじゃでむさ苦しいが人のいい長門勇といった個性派俳優で人気番組だった、このドラマで、丹波哲郎を知った。
 
丹波哲郎は殺陣がかっこよかったが、長門勇は、やりの達人の役で、浅草のコメディアン出身らしく、ひょうひょうとして人を笑わせるのが得意だった。「おぬし、やるのう」や「おえりゃあせんのう=ダメだなあ)」などの流行語を生んだ。
 

 
 
三匹の侍」は全6シリーズ(157話・モノクロ作品)。
 1シリーズ放映終了後に松竹とさむらいプロの共同制作により、五社英雄監督の演出で映画化され、1970年にはレギュラー出演者を代えた「新三匹の侍」(13話・カラー作品)が制作。

 
2シリーズからはリーダー格の丹波哲郎に代わって時代劇初出演の加藤剛がレギュラーに加わり、平幹二朗がリーダー格となった。当時、浅草のコメディアンでまだ無名だった長門勇が演じる桜京十郎は「おえりゃあせんのう」などのとぼけた岡山弁を操り、長門はこの作品により人気俳優となった。
 

 
20033月に松竹ホームビデオから映画版丹波哲郎平幹二朗長門勇)のDVDが販売され、また、ドラマ版も200811月にフジテレビ開局50周年記念としてポニーキャニオンから第4シリーズ・全26話(平幹二朗加藤剛長門勇)の9枚組DVD-BOXが販売された。
 
三匹の侍1シリーズ:19631010日~196449日 (全26話)
三匹の侍2シリーズ:1964101日~1965415日 (全27話)
三匹の侍3シリーズ:1965107日~196647日 (全27話)
三匹の侍4シリーズ:1966106日~1967330日 (全26話)
三匹の侍5シリーズ:1967105日~1968328日 (全26話)
三匹の侍6シリーズ:1968103日~1969327日 (全25話)
三匹の侍197076日~928日 (全13話)


・・・
「三匹」のうち、最初の一匹である丹波哲郎(1922年7月17日~2006年9月24日)が亡くなり、戦後の日本映画を支えた一人がいなくなりさびしかったが、「二匹」目も亡くなり、懐かしい名優がだんだん少なくなりさびしい限りだ。
 
ご冥福を祈ります。
 
 
 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:クリックお願いします♪。