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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「フランケンシュタイン」(1931)


フランケンシュタイン」(Frankenstein 、1931) 予告編
 
 
 
フランケンシュタイン」(原題:Frankenstein)は、これまで何回も映画化されているが、最も古いのは1910年の映画があるが、一般的には、この1931年の作品が最も有名のようだ。
 
メアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」ユニバーサル映画が同じ年の「魔人ドラキュラ」のヒットに続いて製作したホラー映画の第2弾。
 
主演コリン・クライブ、監督はジェームズ・ホエール
この映画のオープニングで、出演者の名前がでるが、The monster役は「?」だったが、エンディングでは、モンスター役として、ボリス・カーロフの名前が出る。ボリス・カーロフは、この映画を機に怪奇スターとして、世界的に知られることになった。
 
男爵家の長男である若き科学者ヘンリー・フランケンシュタインコリン・クライヴ)は、生命創造の研究に没頭していた。助手のフリッツと共に墓地から盗み出した死体を接合し、雷光の高圧電流を浴びせ新たな人間を創造するという実験を行っていた。
 
フリッツは、「脳」を探しに実験研究室に誰もいないときに忍び込み、二つあった実験用の「脳」のうち、「正常(ノーマル)」を持ち出そうとしたが、容器を落として割ってしまい、「異常(アブノーマル)」の脳を持ち出すことになる。
 
墓地の棺桶から出した
死体に犯罪者の脳が埋め込まれることになり、凶暴な怪物が誕生してしまう。怪物は研究室から脱走し、3歳くらいの少女と出会う。
 
その少女は、花弁を池に浮かべることができると、花弁を水面に投げると、怪物も、真似をして、花弁を投げていたのだが、少女を抱えて、海に投げ込んでしまう。
 
そのあとも、村で無差別に殺人を犯していく。怒れる村人たちは、松明の火を掲げて、怪物を風車小屋に追い詰める。村人たちは一斉に風車小屋に火をつけ、燃やしてしまう。怪物の最後。
 

1931
年作品だが、デジタル化されたDVDで見た。
 
80年以上も前の映画だが、物語がスピーディに展開し、モノクロ映画だが、インパクトがある。エリザベスを演じているメイ・クラークという女優は、当時としては、絶世の美女だったろうと思わせるほどの知的な美貌だった。
 
まさに美女と野獣の映画だった。
 
出演:
ヘンリー・フランケンシュタイン:コリン・クライヴ
モンスター:ボリス・カーロフ
エリザベス:メイ・クラーク
ウォルドマン教授:エドワード・ヴァン・スローン
フリッツ:ドワイト・フライ
 
監督:ジェイムズ・ホエール
 
この映画により、モンスターのデザインは世界的なスタンダードとなった。
モンスターの印象が強すぎたため、モンスターを創造した人物「フランケンシュタイン」博士が、本来名前のないモンスターの名と誤解されて広まってしまった程有名になってしまった。
 
ユニバーサルは1940年代半ばまでホラーのヒットメーカーとして多くの作品を製作する。フランケンシュタイン・モンスターの登場する映画も、本作を含め8本作られた。
 
 
 
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