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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「おろち」(2008)</span>


 
おろち」(2008年)は、人気漫画家・楳図(うめず)かずおの代表作を映画化したホラー。ある年齢を境に容姿が崩壊してしまう宿命を持つ美人姉妹。映画の最後にどんでん返しがあり、それまでのもやもやも吹き飛んでしまう。
 

謎の美少女”おろち”は映画では、狂言回し的な役割だが、美人姉妹と同様主役に近い。

おろちを演じるのは、谷村美月(みつき)。この映画の当時は18歳。現在22歳だが、演技派といわれる。
 
おろちは、100年に一度永い眠りにつくことにより不老不死の体を保ち続け、人の世を彷徨う謎の美少女で、人間たちの争いや憎しみ、狂気、死をただ見
つめ続ける存在。
 
ある日、おろちは門前家に家政婦として潜り込む。そこには大女優として名を馳せた美しい母・葵(木村佳乃)と2人の美しい姉妹、一草と理沙がいた。
 
しかし門前家に生まれた女たちは、ある宿命を背負っていた。彼女たちは誰よりも美しく生まれるが、29歳をすぎるころ、突然その美貌が崩れ始め、最終的には化け物のように醜く朽ち果て、やがて死んでいくのだという。
 
そしてある日、葵の顔が爛れ始める。半狂乱になった葵は酒に溺れ、車を猛スピードで飛ばし死にかけるが、おろちによって助けられる。しかしそのときの大量出血が原因で、おろちは予定より10年早く眠りにつくことになる。
 

永い眠りから目覚めたおろちは流し夫婦に拾われ、“桂子”として生活していた。すると理沙(中越典子)が現れ、彼女を大金で身請けする。葵そっくりに成長した女優・一草(木村佳乃・2役)の身の回りの世話をさせるためだ。
 
再び門前家に戻ったおろちは、醜く変わり果てた葵を見つける。死の間際、葵は理沙に門前家のもうひとつの秘密を打ち明ける・・・。
 
葵の二人の娘(一草と理沙)にピアノの教師を雇い歌を習わせるが、理沙はうまく歌えない。一草一人をお披露目の舞台に立たせ、理沙には、悔しさを味あわせさせ、発奮を促す。

実はこの姉妹には隠された秘密があった。実の姉妹ではなかった。一人は、葵が出産のときに、隣のベッドにいた見ず知らずの、引き取り手のいない赤ん坊を双子姉妹として育てたのだった。それは、代々、一定の年齢になると醜くなるという宿命を断ち切るためでもあった。一体、どちらが葵の血を引いた娘なのか、最後に「あっと驚く」事実があり、オセロのように主客転倒ひっくり返る!
 
とにかく、木村佳乃中越典子の壮絶な争いがすさまじい。
 
こういう、どろどろとした恐怖映画は好みが分かれるところ。
(あまり好みではないが・・・)。
 
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