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<span itemprop="headline">「国民栄誉賞」を乱発しすぎ?</span>


 
国民栄誉賞をミスタープロ野球・長嶋が受賞・・・だったら、外野からの一部ブーイングはなかったろう。おまけがついていたのだ。
 
総理の政治利用による「点数稼ぎ」にならないように・・・。
万人が納得できるように・・・。
 
と願わずにはいられない。
 
手放しで「よかった」と皆で喜べれば一番いいが、「?」と首をひねる声もあるようなのだ。
 
今回の一連の反応、反響を見ると、
 
(1)ミスタープロ野球・長嶋は、むしろ遅すぎたくらいで当然。
(2)松井は、現役を引退したばかりで、成績も超一流ではないし違和感あり、早計。
 
…というのが多いようだ。
 
松井は、礼儀正しく控えめなので、何十年かかけて、その名に恥じないようにしたい、と語っているのだが。
 
1960年代「巨人・大鵬・卵焼き」というが、実は「長嶋・大鵬・卵焼き」といってもいいほどの長嶋人気だったのだ。あの天性の明るいキャラが、野球ファンを増やした。巨人の王が第一号の栄誉賞を受けたが、長嶋の場合は、「ON」(王・長嶋)の一翼を担ったわけで、王と同時か、長嶋引退の時でもよかっかくらいだ。
 

長嶋大鵬が受賞したのだから、卵焼きにも与えたらいい
(小泉信次郎代議士)というは痛快ですらある。        
                        大鵬、巨人(長嶋)の次はオレか」→
 
信次郎代議士は「誰でも知っているすごい人に与えるよりも、無名だが人知れず一生懸命頑張っている人に与えるべき」というのもうなずける。それが「卵焼き」の中にあらわれているのだ。
 
松井クラス、それ以上のプロ野球の記録保持者は、張本、野村、川上、投手では野茂、金田などがいる。松井の大リーグの成績は、並みの大リーグ選手程度で平凡だった。
 
長嶋への授与のタイミングがなかったために、「口実」として、苦し紛れのダブル贈呈と取られても仕方がない。松井が巨人の監督として、何年かの連続日本一を獲れば別だが・・・。しかも、同じチームから同時に二人というのもどうか。
 
「巨人が優勝すれば景気が上向く」などというのは、燦燦会(巨人応援団体)の独自の考えだ。
 
「栄誉賞」は、少なくともイチローは値すると思うが、二度の打診を「発展途上」として固辞している。
 
栄誉賞の基準があいまいなことが、様々な波紋を呼んでいる。
 
 
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