fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「IQ」などは関係ない時代らしい。「SQ」が重要なのだとか。</span>

いきなりfpdが「SQ」などという言葉を出してきた、と思うかもしれない。
 
日本沈没」は映画だけの話ではなくなり、世界第2位の経済大国などというのは
幻想になりつつあり、すでに中国に追い越されている。
 
これまでの社会では、いい成績(偏差値)で、いい大学を出ていい会社(定義が難しいが)に入り、定年まで勤めて、退職金と年金で、悠々自適に暮らすというのが通用していた。
 
IT時代に入って以降、ホワイトカラーといわれる技術者、事務職の人たちの仕事は、
IT(情報技術)が取って変わり、ブルーカラーの仕事は東南アジア、ホワイトカラーの仕事も無くなってきて、ホワイトカラーも必要なくなってきたようなのだ。
 

たまたま先週金曜日(3月1日)、カリスマ経営者ともいわれるクレディセゾン林野宏(りんの・ひろし)社長の講演を聞く機会があった。700人以上のビジネス関連、とくに人事の人たちが参加していたようだ。fpdは直接関係していないが、週1日は、さまざまなセミナーなどに参加して、仕事に生かすためのインプットを増やしているのに過ぎない。
 

冒頭の「SQ」というのは「感性」のことで、これからビジネスで勝ち抜いていくためには、IQ(知性)xEQ(理性)xSQ(感性)というわけで。これらをまとめて「BQ」(ビジネス感性)命名していた。
 
スマートフォンの先駆けとなったiPhoneで世の中を席巻しているアップルだが、アップルがiPadを出した時に、説明書が付いていなかったのに、消費者はまず驚いたようだ。
 

クレディセゾンの林野社長によれば、3人のお孫さん(3歳から5歳くらい)は、説明書などなしに、iPadを使いこなしているというのだ。製品は実際に体感して、使いながらその楽しさを身につけていくようだ。                                          
マニュアルなしで使いこなす
                                子供たちはすごい→
 
日本で、何か新しい製品を出して、認可を受けようと申請すると経産省などは、まず細かい「仕様書」「説明書」がないと受け付けないという。とにかく手続きに時間がかかり、外国やアップルなどに先を越されるわけだ。 そんなわけで、テレビでも、オーディオでも、携帯電話でも、分厚いマニュアル(誰が読むのかと思うほど!)がつきものだった。
 
この社長の言わんとするところは、簡単に言えば、「工業化社会」→「情報知識社会」→「知的感性社会」という時代に入っているということ。
 
fpdはエレクトロニクスの分野に30年以上かかわってきたが、20年~30年前に世界のエレクトロニクス産業を席巻していたソニーパナソニック、シャープなどの勢いは全くなくなり、韓国のサムスンの一人勝ちの状況になっている。
 
品質が良ければ売れるだろうという神話はなくなった。
去年と同じことをやっていては、衰退していく時代。
 
笑い話に語っていたが、林野社長によれば、会社で本当に頑張っている社員は一握りだとか。「明日、顧客にプレゼンをしなければならない人」など。たいていは「今日のお昼は何を食べようか、だれと食べようか」(笑)。

 
会社に入って、終身雇用で、「石の上にも3年」といって、会社に残り、毎年給料が上がって、「石の下で定年」という夢物語はなくなったという。確かに・・・。
 
最近では、理系が特にダメだとか。
fpdが言っているのではなく、理系の人、怒らないで(笑)。あの元総理の○ンという人などは、「俺は理系だ」と周りの人に対して優越感(=菅)を持っていたようだが、何もできなかった。
 
熱中することが大事なのだとか。
好きなことをする。「仕事」も夢中になって、熱中する。
 
この社長によると、「SQ」というのは、外的刺激に対する感受性ひらめき気づき観察力なのだと結論付けていた。
 
革新的リーダーに共通する「スキル(能力)」というのは、
「夢中力」の公式として、A=cs2(2は二乗のこと)という。
 
A: Ability (能力)
c: Concentration (集中力)
s: Second (秒)
 
「能力」とは、(自分が成し遂げたいとおもっているのもに対して継続して
努力を怠らないこと」。
 
知らなかったが、クレディセゾンというクレジット会社は、日本では、シェアがNo.1だという。実は世界で使われているアメリカン・エクスプレスとも提携、シェア17.2%、
三菱UFJ16.2%、1位と思っていたJCBは8%で、5位くらいだった。
 
外国などではクレジット社会で、決済の50%以上はクレジットという国が多いが、
日本では、現金決済が56%~60%らしい。クレジットは、わずかに12.1%。
ということは、クレジットの市場というのは、まだ3倍くらいは伸びると語っていた。
 
すべてが納得というわけではないが、「政治家は、変わった人が多い」というのは納得した(笑)。誰も聞いていない駅の街頭演説で、声を張り上げて満足している人が多く、優秀な人は政治家にならないというのだ。松下政経塾も、変な首相を生み出して、失敗したとバッサリ。
 
「いじめの問題」は、賛否両論あると思うが、この人によると「いじめをなくせ」というのはとんでもないんだとか。会社に入れば、いじめはどの会社にもあって、嫉妬や、足の引張りあいが多い・・・。偏差値だけ高い人間が免疫力をつけていないと、社会で通用しないというのだ。「ノイローゼ指数」というのがあって、就職人気No.1 に君臨していた某海上火災は偏差値の高い人間のみで使い物にならないのだとか。会社に行かなくなる出社拒否などの指数が高いという。
 
この社長の会社では、「鶴は千年、仕事は専念」というスローガンを社内に掲げているというのだが・・・。
 
いくら頑張っても、なかなか成果が出ないということもあるが、「運とツキ」を呼び込むことも必要だとか。
 
そうしないと運のつきとなってしまうからか(笑)。
 
「領土問題」にも触れていたが、特に北方領土などは、プーチンの時代は、チャンスがあるという。「ワンアウト、2,3塁のチャンス」といわれ、過去に「ツーアウト満塁のチャンスを逃した日本」は、(全部返せではなく)「四島を追うものは二島も得ず」だとか。
 
20世紀は「バトルロイヤル」、21世紀は「格闘技」の時代とか。格闘技というのは、
勝つか負けるか。イノベーション(革新)を継続すること。
 

                                         「このひと、つまらない。次はないわね」
 
面白い話だったのは、「遊び」と「恋」は夢中になれるという話。
どちらも、時間がたつのが早い。ただし、デートの場合、「面白い話ができなければ、
次はなし」という(笑)。
 
それで、次はなかったのか・・・???
 
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