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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ニューイヤーズ・イブ」(2011)</span>


「ニューイヤーズ・イブ」(New Year's Eve(予告編)
 

 
年末の大みそか前に見るべき映画?「ニューイヤーズ・イブ」(2011)を見た。
2004年公開のロンドンのクリスマス前後を舞台にした群像ラブコメラブ・アクチュアリー」のニューヨーク・バージョンといったところ。
 
ニューイヤーズ・イブ」は、そのタイトルの通り、みそかのニューヨークを舞台に、きずなを取り戻そうと奔走する人々の再生と希望の物語が展開する感動ドラマ。
 
 
ニューヨーク・タイムズスクウェアの新年へのカウントダウンイベントは、それこそ世界で一番賑やかな大みそかではないかと思う。
 
午後11時59分からは、ワン・タイムズスクウェア屋上から23メートルの高さに上げられていたボール (Times Square Ball) が、1分かけて降りてくる「ボール・ドロップ」が行われ、新年になると花火が上がる。
 



 
 
タイムズスクウェア協会の副会長クレア(ヒラリー・スワンク)は、この年越しイベントを初めて取り仕切るので、本番当日を迎え心配で落ち着かない。

イベント会場となるタイムズスクウェアは、ニューヨーク市警察に警備され、ワン・タイムズスクウェアのクレアのもとにも市警察のブレンダン(リュダクリス)がついている。
 
協会のビューラートン会長(マシュー・ブロデリック)は、「ボール・ドロップ」について、1986年のメッツとレッドソックスワールドシリーズで、レッドソックスの選手が痛恨のミス(ボールを落とした=ボール・ドロップ)にならないようにとクレアに頼むところは、ユーモアか。
 
ボールの電球の一つが切れて、それを修理するベテラン、コミンスキーがやってきたときには、昔の映画の映画のタイトル(原題)にもなった「鷲は舞い降りた」(Eagle has landed)といったセリフが飛び出したり、しゃれている。
 
いろいろなエピソードがあるが、見知らぬ男と女が、エレベーターに閉じ込められてしまうエピソードがいい。コミック・イラストレーターのランディ(アシュトン・カッチャー)は、自転車便で仕事中のポールからの電話で起こされる。アパートの廊下は他の住人によって新年を祝う飾り付けを施されており、この浮かれ騒ぎを嫌うランディは飾り付けを外し、カウントダウンを一緒に祝おうというポールの誘いを断り、家で一人静かに過ごすことを伝える。
 
その後、ランディの乗ったアパートのエレベーターが故障し、乗り合わせたエリーズ(リア・ミシェル)と二人きりで閉じこめられてしまうのだ。

この映画が初出演というリア・ミシェルという女優が、映画の中で歌もうたい、歌唱力があるところを見せていて、ルックスも魅力的だと思ったら、なんと舞台の「レ・ミゼラブル」で舞台デビューして「屋根の上のバイオリン弾き」などの舞台に出演しているという。納得。
 

ペネロペ・クルス似のリア・ミシェル写真右と上のYouTubeの静止画で映っている)が、ランディの素性を「当ててみようか」というのだが、「郊外の出身で、名門大学出身。高校生時代に彼女に振られて、祖母の遺産で都会に出てきた。批評家みたいに文句ばっかり言ってきたが、都会も違っていた。当たっている?
(Am I close?)」。
 
ランディがそれに対して「郊外出身。タフツ大学(全米難易度17位の名門)。振られたのは(高校時代でなくて)大学時代だけどね」といったり、脚本の妙がある。 ミシェルさん、なかなか魅力的。
 
レコード会社の秘書イングリッドミシェル・ファイファー)は、何をやってもうまくいかず、大晦日も朝から散々な目に遭っていた。そんなイングリッドのもとに、自転車便の配達人ポール(ザック・エフロン)が今夜のレコード会社主催の仮装パーティの招待券を届けに来る。
 
イングリッドは会社を辞め、仮装パーティに興味津々のポールに、今年の「年頭の誓い」のリストを見せ、残りの願いを全部叶えてくれたら、仮装パーティの招待券を渡す約束をする。二人で、バイクに乗り、誓いのリストを一つ一つ実現していく。
 
妊婦テス(ジェシカ・ビール)とグリフィン(セス・マイヤーズ)のバーン夫妻は、待合室にいた妊婦グレイス(サラ・ポールソン)から、その病院で新年が明けて最初に生まれた赤ちゃんに2万5千ドルの賞金が贈られることを教えてもらう。
 
グレイスの夫ジェイムズ(ティル・シュヴァイガー)は、賞金獲得を目指しており、ライバル心を燃やしている。一方、賞金の事を知ったバーン夫妻も、担当のモリセット医師(カーラ・グギノ)に投薬で出産を早めることを提案するものの、一蹴される。
 
サム(ジョシュ・デュアメル)は、自分以外に参列者のいない友人たちの結婚式に列席する。サムは会社主催の夜のパーティで大事なスピーチを任されており、式が終わると急いでニューヨークへ向かうが、出発してまもなく車をぶつけてしまう。
 
晦日で自動車修理工場はどこも休みで、タクシーやレンタカーも無理だと言われ、先ほどの結婚式を執り行った牧師一家の乗る車に同乗させてもらうことになる。
 
シェフのローラ(キャサリン・ハイグル)は、夜の音楽会社主催のパーティーのケータリングを任され、部下たちに指示を出していた。しかし、彼女の右腕であるエバソフィア・ベルガラ)はパーティで演奏するスターのジェンセン(ジョン・ボン・ジョヴィ)の到着に興奮し、同僚のサニル(ラッセル・ピータース)と共に大盛り上がりである。一方、ローラのみがジェンセンの到着に対して冷静である。
 
15歳の少女ヘイリー(アビゲイル・ブレスリン)は、気になる同級生セス(ジェイク・T・オースティン)から今夜のタイムズスクウェアでのカウントダウンを一緒に見ようと誘われ、友人たちと盛り上がる。しかし、夜遅い時間にニューヨークの繁華街へ出かけることを、母親のキム(サラ・ジェシカ・パーカー)に説得できるか分からなかった。
 

 
スタン・ハリス(ロバート・デ・ニーロ)は、大晦日を病院のベッドで過ごしていた。末期癌で年が越せるかどうかも分からない状態である。スタンは担当医に今夜屋上でボール・ドロップを見させてくれと頼むが、無理だと言われる。看護師のエイミー(ハル・ベリー)は、見舞客が一人も訪れないスタンのもとで大晦日を過ごすことにする。エイミーは、ハリスの願いをかなえるために、「ボール・ドロップ」の見える場所までハリスを連れて行く。
 
ワン・カットだが、子犬が登場する。
この犬の名前が、「アイポッド」というから笑わせる。
 
ハート・ウオーミングの映画だった。
最後に、映画のNGシーンもあって、ご愛嬌。
 
 
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