The Great Escape - Trailer - (1963) - HQ
東京・新橋のガード下にある2本立ての名画座「新橋文化」に入った。
2本立てで、一般900円、シニア800円。
一部の企業では今日から仕事が始まっているが、大半は来週の7日(月)からだろう。今日までの上映は「大脱走」と「宇宙人ポール」だった。大脱走は、1970年ごろリバイバルで劇場で見ているが、30年ぶりくらいに3年ほど前に「午前十時の映画祭」でも見ているので、今回は「宇宙人ポール」がメインで「大脱走」は、刺身のツマ、添え物のはずだった。「大脱走」は、劇場以外にもTVでも見ていたし・・・。
「大脱走」は、何度見ても、オープニングの音楽と、兵隊のジープの移動シーン、田園風景からして、わくわくしてしまう。”独房王”ヒルツを演じるスティーブ・マックィーンの何度も繰り返される外と独房の行ったり来たりの反骨・不屈の精神とユーモア、後半一転して起伏にとんだ丘の山の上を疾走するマックィーンのバイクのかっこよさ。
フランス人、ドイツ人と偽っても通じてしまうマルチ言語を操る脱獄計画のプロ”ビッグX”のリチャード・アッテンボローの貫録。その他、個性派俳優ドナルド・プレゼンス、ジェームス・ガーナー、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、デビッド・マッカラムなどの俳優を見ているだけでも面白い。
映画の初めに、これは一部脚色はあるが、実話に基づいていると文字が出る。
そして、ラストには、亡くなった50人の兵士に捧げるという文字が出て終わる。
脱走した50人が一度に一斉掃射で殺されるシーンは、筆舌に尽くせない。
壁に向かって、ボールを投げ続けるマックィーン。その音を聞いて、おやっと立ち止まるドイツの若い兵士。このラストシーンは、何度見ても心地よい。
以前の紹介記事:
さて、もう1本の「宇宙人ポール」。
映画は、男二人で、UFOを見に旅に出るのだが、途中でホテルに同室で宿泊すると、ホテルなどからゲイ・カップルの新婚と間違われたりなのだが、途中で「ポール」と名乗るエイリアンに出くわす。
この映画は、見た人は面白いと高評価だったのだが、「大脱走」を3時間見て、10分の休憩の後見始めたのだが、どうもSF、エイリアンの関連映画は、合わないようで、約20分で、劇場から「大脱走」してしまった。惜しい気もするが、好みが合わないようだ。
映画館の2本立てというのも少なくなったが、小さな画面で、40-50席規模で、細々と続けているようだ。こうした名画座の存在は大きい。無くならなければいいなと思う。
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