音声認識技術の進化によって、ようやく会話の自動翻訳が現実化しつつあるようだ。
「近いうちに(解散)」というのがようやく政治の世界で決まったようだが、このCMでは、「貸したお金を返して」と広末がいうと、イギリス人は「近いうちに(Sooner or
later)」といってかわすのがおかしい。
この会話による自動翻訳の開発は「近いうちに」ではなかった。30数年もかかっている。
1977,8年ごろだったが、スイス・ジュネーブの通信関連展示会「ジュネーブ・テレコム」という展示会に参加したときのこと。当時の日本電信電話公社(NTT)やNECがアピールしていたのは、将来、20年以内に世界中どこに日本語で電話しても、受け手は、日本語が自動翻訳されて、自分の国の言語で聞くことができるようになる、というものだった。そうなれば、言葉の「壁」もなくなるだろうなと期待していたのだった。
この30年間で、通信機器は大きく変化した。
さらに、2-3年前からのスマートフォン(多機能携帯電話)も登場、携帯をすべて置き換えるような勢いである。
そんな中、アプリとして登場したのが「はなして翻訳」(NTTドコモ)だ。外国語(特に英語)を自国語とともにほとんどのビジネスマンが話すアジア諸国と比べると、日本人は、概してビジネスで外国人と交渉したり、プレゼンをしたり、メールのやり取りを自由に行うのが苦手のようだ。そんな日本人には朗報かもしれない。
「はなして翻訳」は、英語以外にも、数か国語に対応しているようで、中国ビジネスなどで、日本語が中国語に自動翻訳されるのであれば便利なことは便利だ。中国語(北京語)は何回かトライして、本も相当購入したが、挫折。
この20年間、台湾関連の仕事が多かったのだが、20年以上も台湾を行き来しながら、中国語(北京語、台湾語)をほんのカタコトしか理解できない自分がいる。台湾のビジネスマンは90%以上が英語を話すので、事足りるからだ。
仕事の交渉、プレゼンテーションなどは英語でいいとしても、台湾人グループとの飲み会の席で、その台湾人の中で日本語を話す人は一人くらいはいるが、日本人は自分一人だけというケースで、台湾人同士の会話も大体は聞き取れるようになりたいものだ。
かつて、台湾人の友人から、この言葉(ある台湾語の決まり文句)をタイミングよく使ったら、台湾の人はびっくりするよと言われ、その言葉を、酒の席などで話したら、確かに受けたことはある(笑)。いかん、そんなレベルでは・・・笑。
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